担当:農林水産省
令和3年産水陸稲の収穫量
調査結果の概要
- 令和3年産水稲の作付面積(子実用)は140万3,000haで、前年産に比べ5万9,000ha減少した。うち主食用作付面積は130万3,000haで、前年産に比べ6万3,000ha減少した。
- 全国の10a当たり収量は539kgが見込まれる。
- 以上の結果、収穫量(子実用)は756万3,000tで、前年産に比べ20万tの減少が見込まれる。このうち、主食用の収穫量は700万7,000tで、前年産に比べ21万9,000tの減少が見込まれる。
- なお、農家等が使用しているふるい目幅ベースの全国の作況指数は101となる見込み。
- 令和3年産陸稲の作付面積(子実用)は553haで、10a当たり収量は230kgとなり、収穫量(子実用)は1,270tとなった。
累年データ
調査結果
1 作柄概況
(1) 水稲
ア 令和3年産水稲の作付面積(子実用)は140万3,000ha(前年産に比べ5万9,000ha減少)で、このうち、主食用作付面積は130万3,000ha(前年産に比べ6万3,000ha減少)となった。
イ 水稲の全国農業地域別の10a当たり収量は、北海道及び東北においては、全もみ数が平年以上に確保され、登熟も順調に推移したことから、北海道は597kg(前年産に比べ16kg増加)、東北は581kg(同5kg減少)となった。
その他の地域は、8月上旬の台風や8月中旬からの低温、日照不足等の影響により登熟が平年を下回る地域がある一方で、9月中旬以降、概ね天候に恵まれ登熟が順調に推移したことから、北陸は531kg(同19kg減少)、関東・東山は545kg(同9kg増加)、東海は493kg(同13kg増加)、近畿は503kg(同13kg増加)、中国は517kg(同33kg増加)、四国は482kg(同12kg増加)、九州は485kg(同45kg増加)、沖縄は319kg(同3kg減少)となった。
この結果、全国の10a当たり収量は539kg(前年産に比べ8kg増加)が見込まれる。
ウ 以上の結果、収穫量(子実用)は756万3,000t(前年産に比べ20万t 減少)が見込まれる。このうち、主食用作付面積に10a当たり収量を乗じた収穫量(主食用)は、700万7,000t(前年産に比べ21万9,000t 減少)が見込まれる。
(2) 陸稲
令和3年産陸稲の作付面積(子実用)は553ha(前年産に比べ83ha減少)で、10a当たり収量は230kg(前年産に比べ6kg減少)となり、収穫量(子実用)は1,270t(前年産に比べ230t減少)となった。
2 水稲玄米のふるい目幅別重量分布状況、10a当たり収量及び収穫量(子実用)等
令和3年産水稲のふるい目幅別重量分布状況は、全国平均の1.85mm以上の玄米の重量割合は96.0%と、直近5か年平均値に比べ0.2ポイント高くなっている。
3 水稲の玄米品位の状況
令和3年産水稲の玄米品位の状況は、全国では、整粒の割合が70.4%と、前年産に比べ1.8ポイント高くなっている。
お問合せ先
<作付面積に関すること>
農林水産省大臣官房統計部生産流通消費統計課
担当者:面積統計班
代表:03-3502-8111(内線3681)
ダイヤルイン:03-6744-2045
FAX:03-5511-8771
<収穫量に関すること>
農林水産省大臣官房統計部生産流通消費統計課
担当者:普通作物統計班
代表:03-3502-8111(内線3682)
ダイヤルイン:03-3502-5687
FAX:03-5511-8771