担当:農林水産省
令和3年産小豆、いんげん及びらっかせい(乾燥子実)の収穫量
調査結果の概要
- 小豆
全国の小豆の収穫量は4万2,200tで、前年産に比べ9,700t(19%)減少した。
これは、主産地である北海道において、作付面積が減少するとともに10a当たり収量が前年産を下回ったためである。 - いんげん
全国のいんげんの収穫量は7,200tで、前年産に比べ2,280t(46%)増加した。
これは、主産地である北海道において、10a当たり収量が前年産を上回ったためである。 - らっかせい
全国のらっかせいの収穫量は1万4,800tで、前年産に比べ1,600t(12%)増加した。
これは、主産地である千葉県において、10a当たり収量が前年産を上回ったためである。
累年データ
調査結果
1. 小豆(乾燥子実)
(1)作付面積
全国の作付面積は2万3,300haで、前年産に比べ3,300ha(12%)減少した。
このうち、主産地である北海道の作付面積は1万9,000haで、他作物への転換等により、前年産に比べ3,100ha(14%)減少した。
(2)10a当たり収量
全国の10a当たり収量は181kgで、作柄の悪かった前年産をさらに7%下回った。
これは、主産地である北海道において、7月の高温・少雨の影響により、着さや数が少なかったこと等による。
なお、10a当たり平均収量対比は、84%となった。
(3)収穫量
全国の収穫量は4万2,200tで、前年産に比べ9,700t(19%)減少した。
なお、都道府県別の収穫量割合は、北海道が全国の93%を占めている。
2. いんげん(乾燥子実)
(1)作付面積
全国の作付面積は7,130haで、前年産に比べ240ha(3%)減少した。
このうち、主産地である北海道の作付面積は6,660haで、他作物への転換等により、前年産に比べ220ha(3%)減少した。
(2)10a当たり収量
全国の10a当たり収量は101kgで、前年産を51%上回った。
これは、主産地である北海道において、7月の高温・少雨の影響により、着さや数が少なく、未熟粒が多かったものの、特に作柄の悪かった前年産の10a当たり収量を上回ったためである。
なお、10a当たり平均収量対比は、59%となった。
(3)収穫量
全国の収穫量は7,200tで、前年産に比べ2,280t(46%)増加した。
なお、都道府県別の収穫量割合は、北海道が全国の95%を占めている。
3. らっかせい(乾燥子実)
(1)作付面積
全国の作付面積は6,020haで、前年産に比べ200ha(3%)減少した。
このうち、主産地である千葉県の作付面積は4,890haで、高齢化による労力不足に伴う作付中止等により、前年産に比べ90ha(2%)減少した。
(2)10a当たり収量
全国の10a当たり収量は246kgで、前年産を16%上回った。
これは、主産地である千葉県において、おおむね天候に恵まれ生育が順調で、粒の肥大も良好であったためである。
なお、10a当たり平均収量対比は、110%となった。
(3)収穫量
全国の収穫量は1万4,800tで、前年産に比べ1,600t(12%)増加した。
なお、都道府県別の収穫量割合は、千葉県が84%、茨城県が9%となっており、この2県で全国の約9割を占めている。
お問合せ先
大臣官房統計部生産流通消費統計課
担当者:普通作物統計班
代表:03-3502-8111(内線3682)
ダイヤルイン:03-3502-5687
FAX:03-5511-8771