2 担い手への施策の集中化・重点化
我が国の農業構造
我が国の農業は、農地の減少や耕作放棄地(*1)の増加、農業従事者の高齢化が進行しており、農業構造のぜい弱化が進んでいます。また、農家1戸当たりの耕地面積は、17年で1.8haと、約50年前の昭和35年(1.0ha)から伸びてはいますが、EU(16ha)の9分の1、米国(178ha)の99分の1、豪州(3,385ha)の1,881分の1となっています。
*1 [用語の解説]を参照。
品目横断的経営安定対策等による農業の構造改革の推進
品目横断的経営安定対策等の推進により、担い手や担い手を目指す農業者への施策の集中化・重点化を図ることで、効率的かつ安定的な農業経営が農業生産の相当部分を担う強じんな農業構造の確立を目指すこととされています。
担い手の育成・確保の推進
19年産からの品目横断的経営安定対策の導入に向け、取組が進められています。18年9~11月に秋まき麦について加入申請の受付が行われ、この18年秋時点の申請だけでも、18年産の作付面積の9割に相当する面積が対策に加入することになりました。
長期的に減少の続く農業者の確保が課題となっており、品目横断的経営安定対策等の推進に加え、農業の担い手を目指す者が一人でもふえるよう、担い手の育成・確保に向けた施策の推進と情報の受発信が重要です。
お問合せ先
大臣官房広報評価課情報分析室
代表:03-3502-8111(内線3260)
ダイヤルイン:03-3501-3883