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農林水産省

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(2)集落機能の維持と多様な地域資源・環境の保全


○ 農業は、食料を供給する役割だけでなく、その生産活動を通じ、国土の保全、水源のかん養、自然環境の保全、良好な景観の形成、文化の継承等様々な役割を有しており、その役割による効果は地域住民をはじめ国民全体が享受し得るもの。このため、これら農業、農村が多面的機能を十分発揮できるよう、その持続的な発展に努めていくことが必要。

○ 近年、小規模・高齢化集落の多い地域において、集落を支援する人材(集落支援員)の配置や集落型特定非営利活動法人の設立等により集落機能を補完する動き。集落支援員は、平成20年度(2008年度)には、都道府県としては11府県、市町村としては66市町村が取り組み、専任の者で199人、自治会長等と兼務の者で2千人程度が配置。

○ 今後、農山漁村における集落機能の補完やコミュニティの維持・再生について、政府一体となって検討するとともに、過疎市町村では集落が無住化した場合でも地域資源の適切な管理の手段を講じる必要。

4-7 農業、森林、水産業の多面的機能

○ 中山間地域は、全国の国土面積の7割、農家戸数、経営耕地面積の4割を占める重要な農業生産地域。また、都市や平地農業地域の上流部にあり、国土の保全をはじめとする多面的機能は多くの国民が享受。

○ 平地に比べ農業生産条件が不利である中山間地域を中心に、農業生産の維持を図りつつ多面的機能を確保する観点から、平成12年度(2000年度)より中山間地域等直接支払制度が実施。平成20年度(2008年度)までに28,757協定が締結され、66万4千haの農用地で実施。

○ また、全国の各地域で、農地・農業用水等を保全する共同活動や環境への負荷を軽減する営農活動を支援する農地・水環境保全向上対策が実施。共同活動の取組面積は142万ha、活動組織数は19,517となるなど、非農業者も含めた地域ぐるみの取組が展開。


4-9 農地・農業用水等の資源の地域共同の維持管理(イメージ図)

○ 都市農業は、新鮮な農産物の供給のみならず、身近な農業体験の場の提供、災害に備えたオープンスペースの確保、「やすらぎ」や「うるおい」をもたらす緑地空間の提供、都市住民の農業への理解の醸成等、多様な役割。

○ 多くの都市住民が農作業体験をしたいと考えており、市民農園の数も年々増加し、全国で平成20年度(2008年度)末には3,382か所。

○ 今後、都市農業の維持のため、学校給食への地域農産物の使用、子どもを対象とした農業体験や食育の推進、市民農園の整備等を進めていくことが重要。

4-10 都市農業の多様な役割

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