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農林水産省

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(1)これまでの食料・農業・農村施策


○ 食料自給率の低下、農業者の高齢化・農地面積の減少、農村の活力低下が進むなど、食料・農業・農村をめぐる状況が大きく変化してきたことから、平成11年(1999年)7月、「農業基本法」が見直され、「食料・農業・農村基本法」が制定。

○ 新基本法では、「食料の安定供給の確保」、「多面的機能の十分な発揮」、「農業の持続的な発展」、「農村の振興」の4つの基本理念が掲げられ、食料・農業・農村分野において講じていくべき政策体系が明らかにされているところ。

○ 具体的には、

  • 食料分野では、「良質な食料を合理的な価格で安定的に供給する」、「食料の安定供給については、国内の農業生産の増大を図ることを基本とし、これと輸入及び備蓄とを適切に組み合わせて行う」、「不測の事態においても食料の供給の確保が図られなければならない」
  • 農業分野では、「必要な農地、農業用水、担い手等を確保し望ましい農業構造を確立する」
  • 農村分野では、「農業の生産条件の整備、生活環境の整備その他の福祉の向上により、農村の振興を図る」

等とされているところ。

特-1 農業基本法から食料・農業・農村基本法へ

○ 新基本法に基づく最初の「食料・農業・農村基本計画」が、平成12年(2000年)3月に策定され、食料消費に関する施策、望ましい農業構造の確立のための施策、中山間地域等の振興に関する施策等の推進に重点。また、食料として国民に供給される熱量の5割以上を国内生産で賄うことを目指すことが適当であるとしつつも、平成22年度(2010年度)の食料自給率目標を供給熱量ベースで45%と設定。

○ 平成17年(2005年)3月に策定された基本計画では、

  • 食の安全の確保に対する高い関心に対応してリスク管理を実施
  • 品目別の価格・経営安定対策から地域農業の担い手の経営を支援する品目横断的な政策への移行
  • 望ましい農業構造・土地利用を実現するための担い手・農地制度の改革
  • 環境保全を重視した施策の一層の推進と農地・水等の地域資源の保全のための政策等の確立

を目指すとされたところ。
また、平成27年度(2015年度)の食料自給率目標を供給熱量ベースで45%、生産額ベースで76%と設定。

○ これら2つの基本計画に基づき、食の安全確保、担い手・農地対策、新たな米政策、中山間地域対策等の施策を実施するなど各分野で様々な改革努力。

特-2 過去2回の食料・農業・農村基本計画の主な内容

特-3 平成12(2000)~平成16年度(2004年度)の主な施策

特-4 平成17(2005)~平成21年度(2009年度)の主な施策

特-4 平成17(2005)~平成21年度(2009年度)の主な施策

特-4 平成17(2005)~平成21年度(2009年度)の主な施策

○ しかしながら、食料・農業・農村分野の現状は厳しく、前基本計画で掲げた目標に大きく及ばない状況。

○ 供給熱量ベースの食料自給率は、

  • 食生活が大きく変化し、国内で自給可能な米の消費が減少する一方、国内生産では供給困難なとうもろこし等の飼料穀物を必要とする畜産物や、大豆やなたね等の油糧種子を使用する油脂類の消費が増加したこと
  • 農産物価格の低下や農業所得の減少を主な要因として、基幹的農業従事者数、耕地面積が大きく減少し、耕地利用率も低下するなど、国内の食料供給力がぜい弱化したこと

等から、前基本計画で平成27年度(2015年度)の目標を45%としたものの、近年40%程度で推移。生産額ベースの食料自給率も低下傾向で推移。

特-5 食料・農業・農村関係主要指標の推移

○ 農業生産額は、平成2年度(1990年度)をピークに米を中心に減少傾向。農業所得(農業純生産)も、平成19年度(2007年度)には平成2年度(1990年度)から半減。

○ 販売農家数は、長期的に減少を続け、平成21年(2009年)は170万戸。主業農家数も35万戸にまで減少。基幹的農業従事者数は191万人に減少し、65歳以上の者の占める割合が6割。新規就農者数はこの10年は6万~8万人、そのうち39歳以下の新規就農者は1万2千~1万5千人で推移。

○ 耕地面積は、昭和36年(1961年)をピークに長期的に減少し、平成21年(2009年)には461万ha。一方、耕作放棄地面積は年々増加するとともに、耕地利用率も大きく低下。

○ 農村では、若年人口の都市への流出等により、人口減少と高齢化が進行。平成17年(2005年)には、総人口に占める農村人口の割合は34%まで低下し、農村における65歳以上の者の割合は24%まで上昇。近年は、景気の悪化を受け兼業機会も減少し、非常に厳しい状況。

特-6 食料・農業・農村関係主要指標の推移(つづき)

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