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農林水産省

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(3)食の安全と消費者の信頼の確保 エ 輸入食品の安全確保の取組

(重要性を増す輸入食品安全確保体制)

我が国では、食料供給の多くを輸入に依存しており、厚生労働省の検疫所に対する食品等の輸入届出件数は近年180万件前後で推移しています(図2-49)。輸入食品の検査については、年間計画に基づいてモニタリング検査(*1)の件数や項目の増加等の充実を図っており、平成20年度(2008年度)には延べ83,951件実施しました。また、食品衛生法違反の可能性が高いと判断された食品等延べ174,610件に対し命令検査(*2)を実施しましたが、この命令検査に関しては、ポジティブリスト(*3)施行以降に一時的な増加がみられたものの、平成19年度(2007年度)以降、増加傾向はみられていません。

平成20年度(2008年度)には、これらの検査により、1,150件の残留農薬や添加物等の基準超過、かび毒の検出等の食品衛生法違反事例を発見し、廃棄、積み戻し、回収等の措置を講じていますが、近年違反の内容や件数には大きな変動はみられません。

輸入食品について有毒・有害物質の混入事案が発生し、その安全性への関心が非常に高くなっているなか、輸入時の安全確保対策の重要性がますます増してきています。このため、輸入時の監視体制の強化を図るとともに、輸出国との二国間協議等による事後的な対応に加え、未然防止の観点から、計画的な対日輸出食品の情報収集や現地調査により、輸出国における食品安全対策の調査等を推進する必要があります。


*1 モニタリング検査とは、多種多様な輸入食品の衛生上の状況を把握することを目的として、国が輸入量、輸入件数、違反率、衛生上の問題が生じた場合の危害度等を勘案して年間計画を作成し、実施する検査です。命令検査とは異なり、試験結果の判定を待たずに輸入手続きを進めることができます。
*2 命令検査とは、輸出国の事情、食品の特性、同種食品の不適格事例等から、食品衛生法違反の可能性が高いと判断される食品等について、厚生労働大臣の命令により、輸入者自らが費用を負担して実施する検査です。検査の結果、食品衛生法に適合していると判断されるまで輸入することができません。
*3 [用語の解説]残留農薬等のポジティブリスト制度を参照


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