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農林水産省

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(1)環境問題と食料・農業・農村分野


(環境問題の現状)

私たちの日々の暮らしやそれを支える社会経済活動は、豊かな地球環境という基盤のなかで成り立っており、いったんこれが損なわれてしまえば、回復するために膨大な時間とコストがかかります。

現在、私たちは、環境問題として、地球温暖化、生物多様性の損失、森林減少・劣化、オゾン層の破壊、酸性雨、海洋汚染、砂漠化、ごみ問題等、様々な課題に直面しています(表1)。


表1 環境問題の現状

これらのうち主なものをみると、例えば、18世紀以降、世界の人口は大きく増加していますが(図1)、人間活動の結果、世界の温室効果ガス(*1)の大気中濃度は増加しており、地球温暖化をもたらしている可能性が指摘されています(図2)。また、フロンやダイオキシン等の有害化学物質、石炭、石油等の燃焼により排出される硫黄酸化物・窒素酸化物等の大気汚染物質の排出等により、オゾン層の破壊、酸性雨、大気・土壌・河川・湖沼・海洋の汚染等の問題が起こっています。さらに、家庭や企業から大量のごみも排出されています。開発途上国では、焼畑、過放牧、過耕作(*2)等により、熱帯林の減少や砂漠化等の問題が生じています。これらにより、絶滅している動植物(種)は、1日平均約100種といわれているとともに、国際自然保護連合(IUCN)が作成する「レッドリスト(*3)」には、平成22(2010)年現在、絶滅のおそれの高い種として1万8,351種があげられるなど、生きものの種が減少する状況となっています。


*1 [用語の解説]を参照
*2 作物の収穫量をふやすために休耕期間を短縮したり、もともと少ない木を伐採して耕地を拡大したりすることをいいます。これにより、耕地の栄養分が減少し、何年か経つと作物はできなくなります。
*3 絶滅のおそれの高い野生生物のリスト

我が国でも、平均気温は年々上昇し、温暖化傾向にあります(図3)。平成22(2010)年においても、7月前半は梅雨による記録的な大雨、7月下旬は東日本で平均気温が観測史上最も高くなるなどの猛暑に見舞われました。また、水田等における生物種の減少等の問題が生じています。

これら環境問題は、気候、人間の生活環境及び社会経済活動等、多方面にわたって顕著な悪影響を及ぼしており、その解決はいまや人類共通の課題となっています。




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