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農林水産省

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農業・農村地域の活性化を目指して-平成23年度(2011)年度天皇杯等受賞者事例紹介-


第50 回農林水産祭式典
第50 回農林水産祭式典
受賞者に贈られる天皇杯
受賞者に贈られる天皇杯
 

効率的な農業経営や地域住民によるむらづくり等を行っている事例のうち、その内容が優れており広く社会の賞賛に値するものについては、毎年度、秋に開催される農林水産祭式典において天皇杯等が授与されています(*1) 。ここでは、平成23(2011)年度の天皇杯等受賞者を紹介します。


*1 天皇杯等三賞の選賞は、過去1年間(平成22(2010)年8月~平成23(2011)年7月)の農林水産祭参加表彰行事において農林水産大臣賞を受賞した453点の中から決定。選賞部門は、上記5部門及び林産部門、水産部門の7部門

平成23(2011) 年度天皇杯受賞者


中山間地における地域と共生した大規模で高度な複合経営の実現
○農産部門○経営(水稲他)○株式会社 永井(ながい)農場(代表 永井 忠(ながい ただし)氏)○長野県東御市(とうみし)
株式会社 永井(ながい)農場(代表 永井 忠(ながい ただし)氏)

永井氏は、昭和37(1962)年に米麦、養蚕、乳牛1頭で営農開始後、地域の信頼を得つつ、経営規模を拡大し、高度な複合経営を展開しています。平成21(2009)年度には、法人構成員13名により水稲25ha、巨峰0.7ha、野菜0.8haを栽培するほか、27haを作業受託し、乳牛27頭を飼養するなど、加工・直売部門と併せ、6次産業化を取り入れた大規模で高度な複合経営を実現しています。また、従業員は新卒を中心に正社員として雇用し、若手農業者を育成して地域に輩出するなど、地域農業の担い手の育成にも取り組んでいます。

 

「高品質・大量生産」を実現した圧巻の胡蝶蘭経営
○園芸部門○経営(胡蝶蘭)○松浦 進(まつうら すすむ)氏○愛知県豊橋市(とよはしし)
松浦 進(まつうら すすむ)氏

松浦氏は、平成4(1992)年に観葉植物から胡蝶蘭に品目転換し、2度にわたる規模拡大を経て、全国に類をみない13,200m2という大型施設の集積と人材活用による徹底した経営の合理化、複合環境制御システムの導入による最適な栽培環境の確立により、「大量生産でありながら、高品質」という画期的な経営を実現しています。また、生産工程を5グループに分け人材育成・技術の継承を行うほか、結婚式向けにハート型仕立ての寄せ植えを提案するなど、シーンに応じた商品開発等により、家族・従業員とともにブランドを確立しています。

 

高品質卵生産と地域共生型6次産業の展開による山間地域の活性化モデル
○畜産部門○経営(採卵鶏)○株式会社 西垣( にしがき)養鶏場(代表 西垣 源正(にしがき げんしょう)氏)○兵庫県豊岡市(とよおかし)
株式会社 西垣( にしがき)養鶏場(代表 西垣 源正(にしがき げんしょう)氏)

西垣氏は昭和43(1968)年に就農し、鶏舎を増設しながら規模を徐々に拡大、現在は約1万羽を飼養するほか、水田4.6haで「夢ごこち」等を生産しています。また、自動販売機による卵の直販を手がけ、平成13(2001)年には農産物直売所の経営を開始し、卵、米のほか、地域の農産物を販売しています。さらに、直営のたまごかけご飯専門店やスイーツ専門店での販売により生産物の高付加価値化と6次産業化を実現しています。農産物直売所の年間来客数は10万人を数え、地域農業の活性化、地域の雇用の拡大にも貢献しています。

 

徹底した技術追求と6次産業化による高生産性・持続型こんにゃく経営の実現
○蚕糸・地域特産部門○技術・ほ場(こんにゃく)○小山 林衛(こやま りんえ)氏○群馬県吾妻郡東吾妻町(あがつまぐんひがしあがつままち)
小山 林衛(こやま りんえ)氏

小山氏は、昭和49(1974)年にこんにゃく、花き、水稲経営の後継者として就農後、昭和63(1988)年に法人化し、こんにゃくの製品加工部門を開設しました。こんにゃく3.2ha、野菜2.4haの栽培に加え、こんにゃく製品の加工・販売を行っています。また、独自の栽培管理手法を確立し、県平均を50%上回る単収を実現しています。さらに、自社農園で生産された生いもを使用したこんにゃく製品の製造・販売による6次産業化の先進モデルとして生ずりこんにゃくの普及にも貢献しています。

 

非農家出身者をも巻き込んだ「一集落一農場」の実現を目指すむらづくり
○むらづくり部門○むらづくり活動○農事組合法人 宮守川上流(みやもりがわじょうりゅう)生産組合(代表 多田 誠一(ただ せいいち)氏)○岩手県遠野市(とおのし)
農事組合法人 宮守川上流(みやもりがわじょうりゅう)生産組合(代表 多田 誠一(ただ せいいち)氏)

宮守川上流生産組合(構成農家数183戸)は、平成6(1994)年度から実施したほ場整備事業を契機に大型機械の導入や水田汎用化を通じて、低コスト・省力の大規模集落営農を実践する一方、プラム型トマト等新規作物の導入、加工・直売を通じた6次産業化の実現により、若者、高齢者及び非農家出身者に就業と定住の場を提供しています。また、レンギョウの里づくり等、地域住民が一体となった景観・環境保全活動に取り組んでいます。さらに、2haのブルーベリー園を活用した小中学生等の農作業体験学習やグリーン・ツーリズムの受入れにも取り組むなど地域振興のモデル集落として、さらなる発展が期待されています。

 

平成23(2011)年度内閣総理大臣賞受賞者


平成23(2011)年度内閣総理大臣賞受賞者

平成23(2011)年度日本農林漁業振興会会長賞受賞者


平成23(2011)年度日本農林漁業振興会会長賞受賞者

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