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農林水産省

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(1)世界の食料の需給動向と我が国の農産物貿易 イ 2013/14年度の食料需給動向


(穀物の生産量は前年度より増加し、需要量を上回る見込み)

2013/14年度における世界の穀物全体の生産量は、ロシア、カナダ、EU諸国等の小麦の生産量増加、米国等のとうもろこしの増産等から、前年度に比べて1.9億t(8.3%)増加し史上最高の24.5億tとなる見込みです(図1-1-7)。

一方、需要量は、人口増加等による需要の増加が見込まれることから、前年度に比べて1.3億t(5.8%)増加し史上最高の24.1億tとなる見込みです。

穀物の期末在庫量は、前年度に比べて増加し、期末在庫率も前年度に比べて0.4ポイント上昇し20.2%となる見込みです。



(品目別にみた穀物等の期末在庫率は米を除き上昇)

小麦の世界全体の生産量は、米国で乾燥等の影響により減少となるものの、ロシア、ウクライナ等旧ソ連諸国や、カナダ、EU等で増加となることから、前年度に比べて増加する見込みです。一方、需要量は、インドで食料用需要の増加が見込まれるほか、ロシアでは飼料用需要の増加が見込まれること等から、前年度に比べて増加するものの、生産量を下回ると見込まれています。このため、期末在庫量は増加し、期末在庫率も上昇する見通しです。

とうもろこしの世界全体の生産量は、米国で例年より涼しい夏と生育期間の伸長により単収が上昇し、ウクライナ等旧ソ連諸国、中国、EU等でも増加となることから、前年度に比べて増加する見込みです。一方、需要量は、米国で飼料用、バイオエタノール用需要の増加が見込まれること等から、前年度に比べて増加するものの、生産量を下回ると見込まれています。このため、期末在庫量は増加し、期末在庫率も上昇する見通しです。

米の世界全体の生産量は、インドネシア等東南アジアを中心に増加することから、前年度に比べて増加する見込みです。一方、需要量は、インド、中国等で増加するものの、生産量を下回ると見込まれています。このため、期末在庫量は増加する見込みですが、需要量の伸びが期末在庫量の増加分を上回ることから、期末在庫率は低下する見通しです。

大豆の世界全体の生産量は、米国で収穫面積が減少するものの単収の上昇により前年度と比べて増加し、ブラジル、アルゼンチンで収穫面積の増加や単収の上昇により増加となること等から、前年度に比べて増加する見込みです。一方、需要量は、中国等で堅調な搾油需要があることから増加するものの、生産量を下回ると見込まれています。このため、期末在庫量は増加し、期末在庫率も上昇する見通しです。


(穀物等の国際価格の推移)

穀物等の国際価格は、主要な穀物生産・輸出国の相次ぐ不作及び輸出国の輸出規制等により高騰し、平成20(2008)年に過去最高水準となりましたが、その後、高水準ながら落ち着きをみせていました(図1-1-8)。しかしながら、平成24(2012)年6月以降、米国の高温・乾燥の影響によりとうもろこし、大豆の国際価格は史上最高値を記録しました。その後も国際価格は高い水準で推移しましたが、とうもろこしについては、平成25(2013)年7月以降、大豆については9月以降、米国が豊作の見込みとなったことから、国際価格は低下しました。また、小麦については、平成24(2012)年のとうもろこし、大豆の価格高騰に追随し価格が上昇しました。その後はとうもろこしに連動し値を下げ、平成25(2013)年に入り北半球の豊作見通しを受けさらに下落しましたが、依然高値で推移しています。さらに、米については、タイで担保融資制度(実質的な国の買上げ制度)が平成23(2011)年に再導入されたこと等により高い水準で推移していましたが、平成25(2013)年7月中旬以降、タイにおける担保融資制度の見直しの動きや政府在庫の放出等を受け、国際価格は低下しました。


図1-1-8 穀物等の国際価格の推移


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