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農林水産省

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(3)大豆


(生産の安定化が課題)

平成25(2013)年産大豆の作付面積は12万9千haとなっており、平成20(2008)年産以降、減少傾向で推移しています(図2-4-6)。この背景として、排水の良好でない田における新規需要米や備蓄米への転換等が挙げられます。

また、平成25(2013)年産の収穫量は、台風被害、天候不順による登熟期の生育抑制等のため、前年産に比べて15%減少し20万tとなっています。

大豆は、田における作付けが85%を占めていますが、湿害の影響を受けやすいため、播種期の天候不良による発芽不良や播き遅れ等によって単収が大幅に低下することがあります。

このため、地下水位制御システムの導入や水田の団地的利用、大豆300A技術と呼ばれる湿害を回避するための耕起・播種技術によって排水対策を徹底するとともに、病害に強い品種の導入等により収量・品質の安定・向上を図ることが課題となっています。




(実需者ニーズに対応した生産を推進)

国産大豆は、豆腐、納豆、煮豆等の用途に利用されていますが、実需者からは、豆腐用にはたんぱく質含量が多いこと、納豆用には糖分含量が多く外観が良いこと、煮豆用には大粒で外観と食味が良いこと等、用途ごとに異なった成分や外観等の加工適性が求められています。

このため、実需者ニーズに対応して、豆腐への加工適性が高く大粒の「里のほほえみ」、「シュウリュウ」や納豆への加工適性が高く病害虫に強い「すずかれん」等の新品種が開発されています(図2-4-7)。また、これらの新品種の開発・普及に加えて、産地や実需者が品種を切り替えやすいように、既存の豆腐用品種の「サチユタカ」を基に収穫期に莢(さや)がはじけて収穫ロスが多いという欠点をピンポイントで改良した「サチユタカA1」や「フクユタカ」を改良した「関東120号」のような品種も開発されており、新品種への転換が加速することが期待されています。

また、実需者からは品種の特性に加えて、効率的な加工・製造のためにロットごとの形質や成分の均質性も求められています。このため、共同乾燥調製施設を活用した大ロット化等により均質な原料の供給を図ることも重要です。


図2-4-7 近年開発された大豆の新品種の例


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