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農林水産省

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(9)いも類


(ばれいしょの生産量は増加、かんしょは減少)

ばれいしょの作付面積は、生産に長い労働時間を要するため他作物への転換や、生産者の高齢化に伴う作付中止等により減少傾向にありましたが、平成24(2012)年産は、8万1千haで前年産から横ばいとなっています(*1)。生産量については、近年、春先の低温・多雨による初期生育の遅れや夏季の高温による塊茎(かいけい)肥大の抑制等がみられましたが、平成24(2012)年産は、前年産に比べ5%(11万t)増加し250万tとなりました。

かんしょの作付面積は、生産者の高齢化に伴う作付中止等から、微減傾向にあり、平成24(2012)年産は、3万9千haとなっています(*2)。平成24(2012)年産における生産量は、主産地の鹿児島県における挿苗(そうびょう)期の低温と、それに続く日照不足等の影響により生育が抑制されたため、前年産に比べ1%(1万t)減少し88万tとなりました。

*1 農林水産省「野菜生産出荷統計」
*2 農林水産省「作物統計」

(ばれいしょの病害虫抵抗性品種の導入促進)

図2-4-20 ジャガイモシストセンチュウ発生市町村(平成24(2012)年度)

ばれいしょについては、一度発生すると防除が困難で、収量を半減させるジャガイモシストセンチュウ等の難防除病害虫の発生拡大への対応が課題となっています。

主産地の北海道におけるジャガイモシストセンチュウの発生は、平成24(2012)年度までに、道内の49市町村、総面積で約1万haに拡大しています(図2-4-20)。

ジャガイモシストセンチュウへの対策としては、シストセンチュウ抵抗性品種の導入が最も効果が高いとされているものの、平成24(2012)年度における、その導入面積は全作付けの2割にとどまっています。

このため、農林水産省では、「新品種・新技術の開発・保護・普及の方針」の中で、抵抗性品種の導入割合を今後10年間で50%にすることを目標としています。


(でん粉用と焼酎用かんしょが大きく競合)

かんしょは、生食用や加工食品用のほか、でん粉やアルコール(焼酎)の原料として利用されています。かんしょの用途別仕向量は、平成24(2012)年産では、生食用が42万8千tと全体の49%を占め、アルコール用は20万4千t(23%)、でん粉用は13万1千t(15%)となっています(表2-4-3)。

平成24(2012)年産は、いも焼酎製造業者の生産能力の強化に伴い、いも焼酎用の需要が増加した一方で、天候不順により南九州でのかんしょ生産量が減少したため、でん粉用と焼酎用が競合し、かんしょでん粉生産量は過去最低の3万8千tとなりました(*1)。

今後、需要に見合った用途ごとのかんしょの生産を実現するため、茎頂培養苗(けいちょうばいようなえ)などの優良種苗による単収向上の取組等が課題となっています。

*1 農林水産省調べ


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