(11)自然災害による農業関係の被害
(台風に伴う大雨等による被害が発生)
平成27(2015)年度においては、梅雨前線による大雨や台風等により、農作物、農林水産関係施設等に被害が生じました。特に、7月の台風第11号、8月の台風第15号、9月の台風第18号においては農業関係の被害額は567億円に上りました(表2-3-4)。
7月の台風第11号に伴う大雨等では、東北から九州にわたる全国の広い範囲で被害が発生し、年度途中に激甚災害(*1)の指定が行われました(*2)。

8月の台風第15号に伴う大雨では、三重県多気郡大台町(たきぐんおおだいちょう)及び北牟婁郡紀北町(きたむろぐんきほくちょう)において、農地等に大きな被害が発生し、年度途中に局地激甚災害の指定が行われました。
9月の台風第18号に伴う大雨は、全国の広い範囲で被害をもたらし、年度途中で激甚災害に指定されました。特に、東北及び関東では、鬼怒川の氾濫等により大きな被害が発生しました。
これらの災害で、大きな被害を受けた被災地に対しては、農地・農業用施設等の災害復旧を支援するため、農林水産省の技術者等を派遣し、査定前着工制度(*3)の周知や技術的助言等を行いました。また、台風第18号により収穫後に保管していた米が被害にあった農家に対し、特例として、翌年の営農再開に向けた準備に要する経費について助成を行うとともに、このような米については、農業共済等の補償の対象外となっていることから、民間保険等へ加入するよう周知しました。
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