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農林水産省

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(1)スマート農業の推進状況と活用可能性 エ スマート農業を支える農業データ連携基盤の構築


平成31(2019)年4月から、データ連携・共有・提供機能を有するデータプラットフォームである農業データ連携基盤(WAGRI(ワグリ)(*1))が本格的に稼働します。

今までばらばらに存在し個々で完結していた行政や研究機関等の公的データや農業ICTサービスを相互に連携させることが可能になることで、企業によるシステム開発等が促進され、これまでにない質の高いサービスの提供が期待されます。また、農業者はこれらのサービスの中から、経営形態に応じた最適なものを選択・活用することでデータをフル活用して、生産性向上や経営改善に取り組むことが可能になります。さらに、データ共有機能により地域内で農業者同士の栽培データ等を共有・比較して栽培技術の底上げや技術継承に取り組むことも可能になります。

農業者の生産ノウハウ等の保護に留意しつつ、WAGRI(ワグリ)を始めとするデータ流通の環境を整える観点から、平成30(2018)年12月に「農業分野におけるデータ契約ガイドライン」が策定されました。取得した農業データを提供・使用承諾する際のデータ契約のひな形を示すことにより、農業者の生産ノウハウ等の保護に配慮したデータの適切な利活用が促進され、データ収集の加速化や新たなサービスの創出につながることが期待されます。

また、WAGRI(ワグリ)の機能を生産だけでなく加工、流通、消費まで強化・拡張することで、フードチェーン全体でデータの相互活用を可能にするスマートフードチェーンシステムを令和4(2022) 年度までに構築することとしています。

これにより販売状況等の需要動向が見える化され、多様化する需要に応じた生産、販売を行うマーケットイン型の農業への移行が可能になるとともに、食品ロスの削減にもつながります。

また、生産、加工、流通等におけるトレーサビリティが推進され、消費者の安心や信頼の確保が図られます。さらに、生産情報、受発注情報、在庫情報に基づき最適な集荷・発送ルートの選定が可能になるなど物流の最適化にもつながります。

*1 農業データプラットフォームが、様々なデータやサービスを連環させる「輪」となり、様々なコミュニティの更なる調和を促す「和」となることで、農業分野にイノベーションを引き起こすことへの期待から生まれた造語(WA+AGRI)

植物に特化したSNSアプリでテストマーケティングを実施 ~GreenSnap株式会社(東京都)~

テストマーケティングの仕組み

テストマーケティングの仕組み

GreenSnap(グリーンスナップ)株式会社は、植物に関するアルバムの共有や、植物の名前や育て方の検索が可能な植物コミュニティアプリ「GreenSnap(グリーンスナップ)」を平成25(2013)年から運営しています。現在は、月間で最大500万人の閲覧数を有しており、アプリのユーザーが実際に集まるイベントには5万人が参加するなど、植物好きが集まるコミュニティとなっています。平成30(2018)年10月から、愛知県の花き卸売業者の豊明花(とよあけか)き株式会社と共同で、植物のテストマーケティングを開始しました。花き業界では卸や小売は販売実績等を基に発注することが多いため、新商品を流通させてトレンドを作ることが難しい状況にあります。そこでGreenSnap(グリーンスナップ)で新たな商品をテスト販売することにより、情報を受け取り購入したユーザーから得られた消費者ニーズを卸や小売、さらには、農業者までフィードバックする仕組みを構築しました。今後は、多くの商品をテスト販売する予定であり、消費者から、なぜ買ったのか、なぜ買わなかったのか、どの地域で人気なのかといった様々なデータを収集できる予定です。これにより、マーケットインによる生産が可能になるとともに、消費者が今まで知らなかった新トレンドを生み出すことも可能になり、より一層の花き業界の発展が期待されます。



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