このページの本文へ移動

農林水産省

メニュー

日本の農業と農産物の魅力を再発見!

日本の農業と農産物の魅力を再発見!

意外と知らない日本の農業と農産物。その魅力に手軽に触れる方法や現状などを「令和元年度 食料・農業・農村白書」から紹介します。

平成で大きく変化!農業で働く女性

図:女性の認定農業者の割合。2019年、共同申請(夫婦)5572、女性単独申請5921、女性の割合4.8%。右肩上がりの傾向が続く。

女性の認定農業者の割合
資料:農林水産省「農業経営改善計画の営農類型別認定状況」を基に作成
データは各年3月31日時点のもの

地域農業の担い手となる女性の認定農業者は、平成11(1999)年から平成31(2019)年の20年間で、2,000人から1万1,000人に増加しています。また、全体の認定農業者数に占める女性の割合も20 年間で3倍に増加しています。

図:農村女性による起業数。2016年、グループ経営9497、個人経営5178。右肩上がりから横ばい傾向。

農村女性による起業数
資料:農林水産省「農村女性による起業活動実態調査」を基に作成

また、農村における女性の企業数も、平成9(1997)年度からの約20年間で2倍ほどに増えており、その内訳を見ると、特に個人による起業が増加しています。これは、農業にビジネスチャンスを見出して、農外から参入するなどの事例が生まれていることを背景としているものと思われます。

さらには、地域農業の方針策定に関わる農業委員や農協役員における女性の割合も増加しています。加えて農業高校などの女子の割合が増加しているなど、女性の活躍の形も主体も、時代とともに変化し、多様化していることが分かります。

何が人気?海外に広がる日本の農産物

図:農林水産物・食品の輸出額。2019年。水産物2,873億円、林産物370億円、農産物5,878億円、合計9,121億円

農林水産物・食品の輸出額
資料:財務省「貿易統計」を基に農林水産省作成

令和元(2019)年度の農林水産物・食品の輸出額は、前年に比べて0.6%(53億円)増の9,121億円で、7年連続で増加しています。日本産品への高い関心を背景に、特に米国や中国向けなどで輸出額が大幅に増加しました。輸出額の増加が大きい品目としては、海外で人気が高まっている牛肉、日本酒やウイスキーといったアルコール類、加えて米国への輸出が堅調なブリなどが挙げられます。

写真:善通寺産四角スイカ
写真:豊島タチウオ
写真:大竹いちじく

善通寺産四角スイカ(香川県)、豊島タチウオ(広島県)、大竹いちじく(秋田県)

また、こうした流れを加速させるには、知的財産制度の活用に取り組むことが必要です。「地理的表示(GI)保護制度」は、地域ならではの特徴的な産品の名称を知的財産として保護する仕組みです。令和元(2019)年度末時点で、日本国内では計94産品が登録されています。平成31(2019)年2月の日EU・EPAの発効に伴い、相互保護が開始され、日本のGI産品がEU加盟国においても保護されています。

海外からも注目!地域の魅力を楽しむ農泊

農泊とは、農山漁村にある農家民宿や古民家などに滞在し、郷土料理を食べたり、農村の人々との交流をしたりして、その土地の魅力を味わう農山漁村滞在型旅行のことです。平成30(2018)年度には、全国349の農泊地域における年間宿泊者数は延べ366万人に達しています。

地域の文化や食を体験できる農泊は、訪日外国人旅行者からのニーズも高く、その延べ宿泊者数は約28万人となっています。農林水産省では、地域の食・食文化や農林水産業を核に訪日外国人旅行者を中心とした観光客を誘致する地域を「SAVOR JAPAN(セイバージャパン/農泊 食文化海外発信地域)」として認定する制度を設けています。こちらは令和元(2019)年度では全国で27地域となっています。

ヘルシーさに注目!消費が広がるジビエ

図:野生鳥獣による農作物被害額。2018年、鳥類29億円、その他獣類19億円、サル8億円、イノシシ47億円、シカ54億円、計158億円。

野生鳥獣による農作物被害額
資料:農林水産省作成

野生鳥獣をめぐっては、生息数の増加などにより深刻な農作物被害が全国的に発生しています。平成30(2018)年度の野生鳥獣による農作物被害額は158億円で、多いものから、シカ、イノシシ、鳥類、サルによるものとなっています。野生鳥獣による被害は営農意欲の減退をもたらし、耕作放棄や離農の要因になることから、数字として表れる以上に農山村に深刻な影響を及ぼしています。

図:100g当たりの栄養成分の比較(牛肉を100とする指数)。シカ肉は牛肉よりエネルギーや脂質が低く、ビタミンB6、B2、B1、鉄分が高い。

100g当たりの栄養成分の比較(牛肉を100とする指数)
資料:文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」を基に農林水産省で作成

一方、捕獲した有害鳥獣は「ジビエ」として利用することができます。シカ肉の栄養成分を見ると、牛肉に比べて、カロリーは半分以下、脂質は5分の1と大きく下回っており、たんぱく質、鉄分、ビタミン等、多くの栄養素を含んでいます。

農林水産省は、ジビエの全国的な需要拡大に向けたプロモーションをWebサイト「ジビエト」で展開しています。「ジビエト」では、ジビエを提供している飲食店やイベントの情報を得ることができるほか、ジビエが登場するオリジナルドラマや全国のジビエ紹介動画などを閲覧できます。

手軽に楽しもう。日本ならではの食

平成25(2013)年に、和食はユネスコ無形文化遺産に登録されました。しかし、食の多様化や家庭環境の変化などを背景に、日本国内では和食文化の存在感が薄れつつあります。そこで農林水産省では、令和元(2019)年度に、「うちの郷土料理」の作成をスタートしました。これは各地域が選定した郷土料理の歴史やレシピなどを蓄積するデータベースです。

写真:フード・アクション・ニッポン アワード 受賞10産品

また、国産農林水産物の消費拡大を進める国民運動である「フード・アクション・ニッポン」においても、日本ならではの食の魅力を発信しています。広報活動の一環として年に1回開催される「フード・アクション・ニッポン アワード」では、百貨店、流通、外食業者、宿泊サービスなどの10社が審査を行い、魅力ある産品を表彰しています。令和元(2019)年度は100産品が入賞し、その中からさらに受賞10産品、消費者の人気投票による特別賞5産品が選定されました。

食料・農業・農村白書には、まだまだ面白い情報が盛りだくさんです。
ぜひ本書もお楽しみください。

お問合せ先

大臣官房広報評価課情報分析室

代表:03-3502-8111(内線3260)
ダイヤルイン:03-3501-3883
FAX番号:03-6744-1526