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関東農政局

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2.バーチャル・ウォーター

  日本の食料自給率は平成18年度には40%を割るなど、先進国の中では最低ラインにあります。

  農産物の輸入は、同時にそれを育てた灌漑用水をも輸入していることになり、私たちの社会は外国の土壌や水資源を使用して、飽食文化を享受していることになります。コーヒーやサトウキビなど製品によっては水不足に瀕している乾燥地帯からの輸入もあり、私たちは自覚することもなくその国の乏しい水状況を悪化させているのかも知れません。

  また、旺盛な農産物の輸入は、米の消費量の激減、自国の農地の激減にもつながっています。米の消費量はピークであった昭和35年頃のほぼ半分にまで落ちてしまいました。

  わが国の耕作放棄地はすでに埼玉県の総面積を超えます。さらに、宅地や工場用地などに転用されてしまった農地をあわせると、日本は昭和30年代から現在までに132万ha、実に琵琶湖20個分の農地を失ってしまいました。






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