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関東農政局

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1.水田はダム!?-洪水防止のはたらき

  水田は周りをアゼ(畔)で囲まれています。このアゼがあるから水田に水が溜められるわけです。このアゼの高さは30cmほどあるため、1時間に100mmという大雨が降ったとしても、雨はあふれることなく水田に溜まっていきます。ということは、水田はダムのように洪水を防ぐ役割を果たしていることになります。
 
   この水田は広ければ広いほど、水を溜める量(洪水防止機能)も多くなります。関東平野には約28万5千haの水田がありますが、これに溜められる水の量は、およそ5億8千万m3と計算されています。

  この数字だけを見てもピンときませんが、例えば、国が建設した洪水調節用のダムは、利根川水系(鬼怒川流域を含む)に11ヶ所あり、その有効貯水量は、合計で約6億4千万m3となっています。有効貯水量とは、ダムが実際に溜められる水の量のことで、洪水調節量(一時的に洪水の一部分を溜める量)は、通常、その6~8割となります。

  このことからも、水田そのものが洪水の防止に対してかなり大きな効果を果たしていることが分かります。

 


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農村振興部設計課

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