4.お酒の水も水田のおかげ!?-豊かな地下水を育む水田
現在、生活用水はほとんど河川水に頼るようになってしまいましたが、工場などではまだまだ多くの地下水を利用しています。また、お酒づくりにも地下水は欠かせません。関東一の酒どころとして知られる埼玉県では、荒川水系の良質な地下水が酒づくりに使われています。
諸外国に比べると、日本の地下水は豊かであり、また美味しいことでも知られています。
水田は大量の水を貯えていることから、地下に浸透する水の量も多く、日本の地下水の約19.6%を生み出していると試算されています。
また、水田は、濾過(ろか:液体をこして不純物を取り除くこと)する機能や水を殺菌する作用により地下水の水質浄化にも大きな役割を果たしています。
資料:(株)三菱総合研究所『地球環境・人間生活にかかわる農業及び森林の多面的な機能の評価に関する調査研究報告書(H13.11)』、日本学術学会『地球環境・人間生活にかかわる農業及び森林の多面的な機能の評価について』
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