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関東農政局

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さらに詳しく  もう一つの用水―国営牧之原農業水利事業

  大井川平野と小笠地域を分ける牧之原台地は、明治以降の開拓により、茶の一大生産地として成長しました。これは、当時の茶が輸出品として重要な地位を占めていたこと、すでに大井川上流の中川根(なかかわね)、本川根(ほんかわね)などで茶栽培が行われ、数多くの問屋が存在していたこと、そして、何よりも、茶の栽培に適した温暖な気候と平坦な地形があったからにほかなりません。しかし、唯一、台地の宿命とも言うべき水の無さが、近代的な大茶園としての発展を妨げていました。


現在の牧之原台地

  水の不足は茶葉の生育を悪化させ、収穫を減少させるばかりか、翌年から翌々年まで品質に影響します。また、茶栽培では年に10回を超える病虫害の防除が行われますが、これにも多くの水が必要となります。さらには、施肥(しひ)のための水、霜害・塩害防止に使う水など、栽培技術が進歩すればするほど、茶栽培における水の重要性は高まっていきました。しかし、台地の上には水源となる川がありません。「牧之原に水を」を合言葉に、茶農家の気持ちは、眼下でとうとうと流れる大井川の水へと向いていきます。

  国営牧之原農業水利事業が動き出したのは、昭和53年のことでした。この事業は、新たな水源を大井川上流の長島ダムに求め、島田市の川口取水工より導水路を経て、牧之原揚水場により台地へ水を引き上げるものです。工事は平成9年度に完了し、樹枝状に広がる80km余りの幹支線水路が台地の茶園地帯を潤すことになりました。

  現在の牧之原の茶園面積は約5,000ha。これは全国の10%、静岡県の23%にあたり、茶葉生産量においても群を抜いています。静岡県においても先進的かつ主要な茶生産地であり、県内生産量の約5割を占めるほどになりました。明治の開拓以来、約100年にして荒涼とした原野は日本一の大茶園へと変貌を遂げたのです。


国営牧之原用水農業事業  実施地区



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農村振興部水利整備課
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