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大井川用水の水はどこから流れてくるの?
中部電力川口発電所(島田市身成)の放水槽(ほうすいそう;発電した後の水が出てくるところ)が、大井川用水の取り入れ口で、大井川用水の最上流になっています。ここからトンネル、水路橋、サイホン、開水路などを通過して、田んぼや畑に水が送られます。
なお、中部電力川口発電所には、更に上流の塩郷堰堤(しおごうえんてい;川根本町大字塩郷)から大井川の水が笹間川ダム(ささまがわダム;島田市川根町大字笹間渡)を経て流れてきます。
牧之原台地(まきのはらだいち)ではたくさんお茶を作っていて、時々スプリンクラーで水をまいているけど、あの水も大井川用水の水なの?
牧之原台地は高いところにあるため、大井川用水の水は届きませんでした。そこで昭和53年度に新たに大井川からポンプで高台の牧之原台地に水を届ける「国営牧之原農業水利事業」がスタートして平成9年度に完成しました。
水路橋(すいろきょう)ってなに?
川や谷を渡るものを「橋」といい、一般的には車や電車や人などを渡すためにつくりますが、水を渡すためにつくった橋を「水路橋」といいます。大井川水路橋の場合、その上に道路をつくり、管理のための車両などが通れるようになっています。
大井川水路橋
サイホンってなに?
サイホンは、川や道路、鉄道などの障害物があった場合にその下を通る水路のことです。上流側に「吸い込み水槽」があり、下流側に「吐き出し水槽」があります。吐き出し水槽は少し低い位置に設置されており、この水位差で吸い込み水槽側からはき出し水槽側に水が流れる仕組みになっています。
シールドマシン
大井川サイホンは写真のシールドマシンという機械を使って大井川の河床(川底)の約7m下をモグラのように掘り進みながら管を組み立てていき完成しました。
大井川を横断するのに「大井川水路橋」と「大井川サイホン」の2種類があるけれどどうやって使い分けているの?
横断する農業用水の量や地形、地質などの条件から判断して、工事のしやすさや経済性、管理のしやすさなど、総合的に比較して決めています。
頭首工(とうしゅこう)ってなに?
川などから農業用水を水路に取り入れる施設で、川の水位を上げる堰上(せきあげ)施設と取水施設から構成されます。用水路の取り入れ口で、一番頭の方の施設になるので「頭首」という名前になっています。
栃山頭首工
正面が堰上施設(洪水吐ゲート、土砂吐ゲート)
左が取水施設(取水ゲート)
分水工(ぶんすいこう)ってなに?
一本の農業用水路から何本かの農業用水路に分けるための施設です。
分水工には水門(ゲート)がついていて、それぞれの水路に流れる水の量が調整できるようになっています。
サイト内に出てくる難しい用語には、子供向けの用語解説「ぐるぐるディクショナリー」へのリンクを設定しています。そちらの解説も合わせてお楽しみください!
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農村振興部水利整備課ダイヤルイン:048-740-9836