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関東農政局

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地域の自然

位置

  昔の国名では西の「遠江国(とおとうみのくに)」と東の「駿河国(するがのくに)」、伊豆半島の「伊豆国(いずのくに)」に分かれていた静岡県。大井川は、ちょうど県のほぼ中央に位置しており、かつては遠江と駿河の国境をなしていました。

 大井川用水農業水利事業が行われている地域は、この川をはさみ東に島田市や藤枝市、西に掛川市など、8市1町にわたる農業地帯です。古くは東海道の要所にあたり、戦国武将、山内一豊(やまうちかつとよ:注)の居城(掛川市)や文金高島田の発祥地(島田市)など、城下町、宿場町として多くの歴史と文化が育まれてきました。

 現在でも東海道新幹線、東名高速道路などが東西に横断し、交通の利便性が非常に高い地域となっています。

注 : 「やまうちかずとよ」とする読み方もある。

 

 

 地形

  当事業地区は、大きく2つの地域に区分できます。一つは大井川の下流部に広がる大井川平野(志太(しだ)平野)。この平野は、内陸部の島田市、藤枝市から、沿岸部の焼津市(やいづし)、吉田町にかけて広がっており、古来、大井川の運んできた土砂によって形成された扇状地となっています。土壌は、粒の大きい砂や礫を多く含んでいるため、水が地中にしみ込みやすく、古くから水田には大量の農業用水を必要としてきました。

 もう一つは、大井川の西側に位置する小笠地域。掛川市や菊川市を中心とするこの地域は、牧之原台地や小笠山、栗ヶ岳といった台地・丘陵地が多く、これらを縫うように小さな平野部が形成されています。大井川のような大河川はありませんが、菊川や逆川、原野谷川といった小河川とその支流が、長い年月をかけて土砂を積もらせ、谷間の平野を形成してきました。

 大井川平野と小笠地域

 

河川

 大井川は、南アルプス南部、ちょうど静岡県・長野県・山梨県の県境に位置する白根間ノ岳(しらねあいのだけ)(3,189m)を源流に、太平洋までおよそ168kmの距離を流れる大河川です。川の大部分が深い渓谷に閉ざされており、河口から約20kmの辺り(島田市の牛尾山の辺り)でようやく大井川平野の扇状地が開けます。平野部に入ると、今度は牧之原台地に沿うように大きく東へ向きを変え、最後は駿河湾(するがわん)へと注ぎ込んでいます。

 かつての大井川は、狭い渓谷部が急に開ける扇状地の頂点で水があふれ、流路も定まらず平野部を乱流することがあり、水田が営まれるようになっても、大雨が降るたびに数多くの洪水被害をもたらしてきました。

 一方、小笠地域を流れる菊川や逆川、原野谷川などは、流域面積が小さいため、流量も少なくなります。大井川のような大洪水は起こしませんが、農地が増えるにつれ、水が足りなくなるという宿命にありました。

気候

 大井川平野、小笠地域のいずれも太平洋沿岸に位置しているため、暖流の影響もあり温暖です。年間平均気温は15℃~16℃、年間降雨量は約2,000mm(日本の平均は1,700mm)であり、水田を営む気候条件としては恵まれています。なお、大井川の源流付近は、年間降雨量が3,000mm程度の多雨地帯となっています。大井川は他の大河川と比べて流域面積は小さいものの、水源地の雨量が豊富な水量を支えています。

 

さらに詳しく

 



事業所概要一覧


大井川用水農業水利事業所
国営大井川用水農業水利事業とは?事業に至る経緯
地域の自然農と歴史地域情報
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お問合せ先

農村振興部水利整備課
ダイヤルイン:048-740-9836