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関東農政局

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3.森林面積の割合

  日本の地形は全体の7割近くが森林となっています。では、関東地方の森林面積はどうでしょうか。下のグラフは、各県の総土地面積に対する森林面積(所有形態別)の割合を示したものです。(森林以外の面積には湖沼の面積も含まれています)。

               資料:2010年農林業センサス 

 

関東全体 全国平均と比べると、やや森林部の割合が少ない状況です。しかし、山梨県や長野県は森林部の割合が非常に高く、一方、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川では3割程度となっており、バラツキが大きくなっています。
茨城県

森林部の割合は約3割であり、森林はほとんどが個人の所有と国有林です。平地が多いと穀倉地帯に思えますが、水に苦労した地域も少なくありません。

栃木県 山が多い印象を受けますが、森林部の割合はほぼ半分です。鬼怒川水系の氾濫原平野は広大ですが、山間には帯状の狭い平野が多くあります。
群馬県 関東平野の最北部です。森林部には赤城山、榛名山、谷川岳など多くの名山が並んでいます。森林の割合は全国平均と同程度です。国有林が多いのが特徴です。
埼玉県 森林部は県土の約3割です。森林部は秩父地方のみです。奥秩父から豊かな水により荒川が形成されています。利根川の氾濫に悩まされた地域でもあります。
千葉県 森林部は県土の約3割です。500m以上の山が一つもないという唯一の県です。房総半島には房総丘陵と上総台地が横たわっており、畑作農業が盛んに行われています。東の九十九里平野は水に恵まれず苦労を強いられたところです。
東京都 八王子市より東は山間部となっており、豊かな自然が残されています。2,000m近い山に囲まれ、奥多摩には秘境と呼ばれる集落もあります。
神奈川県 森林部は約4割で、台地の多い形状となっています。山地は丹沢山地と箱根の山となっています。
山梨県 関東では最も森林部の割合が高い県です。平野部は甲府盆地だけで、周囲を山に囲まれています。国有林が少なく、県の所有する森林の割合が高くなっています。
長野県 森林部の割合は山梨県とほぼ同じですが、国有林が多く、県の所有する森林はわずかしかありません。長野県は「信州四平」と言われるように4つの盆地があります。
静岡県 森林部の割合は群馬県とほぼ同じですが、私有林の割合が非常に高くなっています。天竜川や大井川、安倍川や富士川などの沖積平野が沿岸部に広がっています。

 

 

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