田んぼは小さな治水ダム
田んぼにはお米をつくる以外にどんなはたらきがあるの?
- 田んぼは畦畔(あぜ)で囲まれているので、雨を貯めることができます。
- 大雨が降ったときには、田んぼがダムの役割を果たして、一時的に田んぼに雨水を貯めています。田んぼは時間をかけて徐々に水を流すことによって、一度にたくさんの水が流れないように調節しています。
- このはたらきによって、下流の地域を洪水から守っているのです。
田んぼがなかったらどうなる?
農地(田んぼ)がないと、水を貯めておくことができないため、一度にたくさんの水が下流に流れてしまい、それが洪水の原因になることがあります。
水田面積と洪水被害の推移 (埼玉県越谷市ほか)
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Column田んぼに貯められる水
- 洪水時、田んぼは畦畔を利用することによって、10aあたり約200m3(20万リットル)もの水を貯めることができます。この水量は、25mプール(長さ25m×幅11m×深さ1m)のおよそ1杯分です。
- 関東平野には約28.5万ha の田んぼがあります。この田んぼに貯留される水量は、およそ5.8億m3です。この水量を東京ドーム(約124万m3)に例えると、なんと450杯分以上にもなります。
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