プレスリリース

栃木県における豚熱の患畜の確認に伴う関東農政局の対応について

本日、栃木県那須塩原市の2か所の養豚農場において豚熱の患畜（国内66例目及び67例目）が確認されたことから、本事案に的確に対応するため、「関東農政局豚熱対策本部」（本部長：関東農政局長）を開催し、農林水産本省及び栃木県その他の関係機関と連携し、関東農政局として以下の対応を行うことを決定しました。

1.経緯

（1）栃木県は、4月16日（金曜日）、栃木県那須塩原市の養豚農場から、死亡頭数が増加している旨の通報を受け、当該農場に立ち入り、病性鑑定を実施しました。
（2）栃木県の検査により豚熱の疑いが生じたため、農研機構動物衛生研究部門（注）で精密検査を実施したところ、本日(4月17日(土曜日)）、豚熱の患畜であることが判明しました。
（注）国内唯一の動物衛生に関する専門研究機関

2.今後の対応

(1)関係機関との連絡調整及び情報収集
(2)派遣要請に備えた防疫作業従事者の派遣準備
(3)生産者、消費者、流通業者等への正確な情報の提供
(4)相談窓口の設置（済）

3.豚熱に関する相談窓口（対象：生産者、消費者、流通業者等）

    関東農政局消費・安全部消費生活課
   （直通）048-740-0359

4.その他

（1）豚熱は、豚、いのししの病気であり、人に感染することはありません。
（2）現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれがあること、農家の方のプライバシーを侵害するおそれがあることなどから厳に慎むよう御協力をお願いいたします。特に、ヘリコプターやドローンを使用しての取材は防疫作業の妨げとなるため、厳に慎むようお願いいたします。
（3）今後とも、迅速で正確な情報提供に努めますので、生産者等の関係者や消費者は根拠のない噂などにより混乱することがないよう、御協力をお願いいたします。