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関東農政局

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関東農政局管内における汚泥肥料の活用推進プロジェクト調査事業

1.背景と目的

現在、我が国の肥料原料については、多くを輸入に頼っている状況であり、中国やロシア、ベラルーシからの輸入がほぼ停止状態となっていることから、国内の未利用資源を活用して、その安定確保が重要です。未利用資源のうち下水道汚泥については、肥料等農業利用が約10%程度となっており、今後さらに利用を拡大できる余地があります。
このため、本事業で、汚泥肥料生産業者や農業者等への調査やヒアリングを通じて汚泥肥料の利用にあたっての課題を把握するとともに、その解決に向けた事例紹介や技術導入モデルについて情報発信することにより、汚泥肥料の利用促進に資することを目的として令和4年度に本調査事業を実施いたしました。



関東管内における汚泥肥料の活用推進プロジェクト(PDF : 658KB)

関東管内における汚泥肥料の活用推進プロジェクト

2.プロジェクトの実施内容

本プロジェクトでは、汚泥肥料生産業者に対してアンケート調査を行うとともに、汚泥肥料に関係する農業者、JA、自治体等へのヒアリングを実施し、汚泥肥料を利用する上での利点と課題を調査しました。
また、調査結果を踏まえ、汚泥肥料の農業利用を促進するため、学識経験者、企業関係者、農業者、自治体等の関係各層からの委員の参画を得て、汚泥肥料の農業利用に係る取組事例や課題について共有するとともに、プロジェクトの成果物への助言をいただくため汚泥肥料活用推進プロジェクト検討会を開催しました。

汚泥肥料活用推進プロジェクト検討会開催ぺージ





3.成果物

(1)品質管理に取り組む汚泥肥料生産業者マップ
農林水産省関東農政局では、農業者や肥料メーカーの方々に安心して汚泥肥料を利用してもらうために、汚泥肥料生産業者自らが取り組む肥料成分や重金属等有害成分の分析や品質管理の状況について見える化するため、品質管理に取り組む汚泥肥料生産業者と製品に係る情報を地図上に公表し、広く農業者や肥料メーカーの方々が閲覧できるようにしました。
(2)汚泥肥料を利用している生産業者事例集(PDF : 9,912KB)
実際に汚泥肥料を施用している農業者の事例を作物別に掲載しました。

(3)汚泥肥料活用リーフレット(PDF : 2,900KB)
汚泥肥料の特徴や施用する上での留意点を掲載しました。


(4)下水汚泥からのリン資源化について(PDF : 1,434KB)
化成肥料の原料として期待されているリン回収物の種類ごとの特徴と導入コストについて掲載しています。

(5)「菌体肥料」登録申請マニュアル(PDF : 298KB)
令和3年12月1日に、新たに設定された公定規格「菌体肥料」の登録申請に係る手続きマニュアルを掲載しました。


委託調査事業実施機関

株式会社矢野経済研究所(法人番号:3011201005528)

お問合せ先

汚泥肥料の活用推進プロジェクト事務局 生産部、消費・安全部

担当者:農産安全管理課
ダイヤルイン:048-740-5178