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関東農政局

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令和元年度農林水産情報交流ネットワーク事業モニター交流会の概要


関東農政局では、農林水産情報交流ネットワーク事業において、情報交流モニターの相互の情報交流と併せて、各種農林水産行政施策に関する理解の増進を図ることを目的として、毎年情報交流モニター交流会を開催しています。
今年度は管内の各都県から25名の方に参加いただき、野生鳥獣による農作物被害防止のために捕獲を進めるだけでなく、捕獲鳥獣を地域資源(ジビエ等)として利用し、農山村の所得に変えるような、有害鳥獣を「マイナス」の存在から「プラス」の存在に変える取組について理解を深めるため、交流会を開催しました。

開催日時及び場所

      日時:令和元年11月27日(水曜日)13時から16時
      場所:さいたま新都心合同庁舎2号館5階共用中会議室

参加者

      情報交流モニター25名(生産者モニター5名、流通加工業者モニター4名、消費者モニター16名)
      関東農政局11名(朝倉次長他10名)

開催内容

      「捕獲鳥獣のジビエ利用を巡る最近の状況」説明(農村振興部農村環境課)
      「信州富士見高原ファームの取組について」事例紹介
      意見交換会
            テーマ  「ジビエの利用拡大」

交流会の概要

 戸井口氏      

野生鳥獣の命を通し、自然環境との共存共栄を目指す、
「信州富士見高原ファーム」の取組をご説明される戸井口裕貴氏

        
意見交換会1   意見交換会2
                   

意見交換の主な内容

                                
・国がジビエ利用振興に取り組む理由は何か。(消費者)
農作物被害防止のため、また、増えすぎた個体数管理のための許可捕獲として、イノシシとシカを合わせて、年間120万頭を捕獲している。そのうちのほとんどが埋設や焼却処分され、命を無駄にしているため、利活用を進めなければならない、それにより農村活性化につなげる、というのが本施策の基本。

・消費者は、衛生管理が一番心配である。どのような対応をしているのか。(農業者)
豚、牛は「と畜場」に生体で搬入され、解体前後で獣医が検査するなど衛生管理の工程が徹底されているが、シカ、イノシシはと畜場法の対象外になっているため、と畜場では解体ができず、食肉処理業の営業許可を取得した独自の処理加工施設が必要。ご指摘のとおり衛生管理は最も重視すべきことなので、厚生労働省策定の「野生鳥獣肉の衛生管理ガイドライン」の手順によりしっかり処理を行っている。具体的には、国産ジビエ認証では、専門家が審査の上でお墨付きを与える仕組みをつくっており、消費者の皆さんに安心・安全を提供している。

・ジビエの価格に対する取組はしているのか。(消費者)
牛肉、豚肉に比べ生産量が少ないせいもあって、価格が高くなっている。例えば、鹿一頭で食肉になるのは、体重の2割ぐらいであり、ロース、ももの他、すね、肩、首等のわずかな端肉まで無駄なく使って、なるべく価格を安く安定させる取組を推進している。

・シカが増えすぎると環境等に問題があるため、どれくらいが適正なのか把握する必要がある。その上で頭数を調整し、食べることが大切。また、安心できる食材でなければ、料理人としては扱えない。シカ肉は、きちんと処理すればおいしいので、皆さんに食べてもらえるのではないか。(流通加工業者)
適正な生息数の関係については、環境省が鳥獣保護管理法に基づき個体数管理をしている。また、イノシシ、シカが増えすぎたため、環境省と農水省が共同で「半減目標」を打ち出しており、現段階では、獲れるだけ獲って減らしているといった状況。おいしい肉の流通に関しては、迅速に処理加工できるジビエハンターを育てていく方向。

・今日の説明を聞いて、衛生管理等に気を遣っていることや国産ジビエ認証制度があることを知って安心した。包装されたジビエに表示するラベルのQRコードで示す情報に寄生虫の検査済みの項目もあれば、さらに安心して食べることができる。(消費者)
認証を受ける際、専門家によるチェックシートがあり、その中で定期的に検査をしているかチェックしている。QRコードにも入れた方がよいという意見は、本省に伝える。

お問合せ先

統計部統計企画課

代表:048-600-0600(内線3612)
ダイヤルイン:048-740-0058
FAX番号:048-740-0086