農業分野でのユニバーサル社会の取組促進に向け意見交換
令和2年10月21日(水曜日)に、農業分野でのユニバーサル社会(人種,障害の有無などの違いを理解し,自然に受け入れ,互いに認め合う共生社会)の取組の促進に向け、神戸市東灘区の「社会福祉法人プロップ・ステーション」(※)の竹中ナミ理事長と大坪正人近畿農政局長が、農福連携を実践している京都府京田辺市の「社会福祉法人さんさん山城」及び樹園地(柿)でのスマート農業の実証実験に取り組んでいる奈良県五條市の「五條吉野土地改良区」を訪問し、それぞれの取組状況の聞き取りと、障害を持っている人達のこれらの取組での活躍の場等について関係者と意見交換を実施しました。
竹中ナミ理事長から、さんさん山城での農福連携の取組が、障害者だけでなく地元の方々との絆と力を活かす素晴らし取組であるとの評価をいただき、また、五條吉野土地改良区でのスマート農業の実証では、実際に樹園地でドローンを飛ばしながら、ICTの取組の中で、障害を持つ方々の活躍の可能性、具体的な活躍の場面等について、活発な意見交換が行われました。
最後に、「JAならけん」の西吉野柿選果場を訪問し、ピークを迎えている柿の選果の現場を視察し、意見交換を終えました。
(写真提供、さんさん山城、五條吉野土地改良区、プロップ・ステーションから)
※ 「社会福祉法人プロップ・ステーション」について
プロップ・ステーションは、身体、知的、精神、発達など、障がいの種別に関わらず、 ICTを活用したチャレンジド(注)の就労・自立支援を行ない、ユニバーサル社会の実現に向け活動している厚生労働大臣認可の社会福祉法人。 竹中ナミ理事長は、現在、関西大学客員教授。財務省財政制度等審議会委員、 文部科学省中央教育審議会委員。
(注)Challenged(チャレンジド)は、「障がいを持つ人」を表す新しい米語「the challenged (挑戦という使命や課題、挑戦するチャンスや資格を与えられた人)」を語源とするもの。
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