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近畿農政局

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玉乃光酒造株式会社と意見交換を行いました

令和4517日(火曜日)、経営・事業支援部の島津地方参事官含め3名が玉乃光酒造株式会社(京都市伏見区)を訪問し、丸山代表取締役社長、宇野経営企画部長、大阪国税局の正田酒類業調整官と意見交換を行いました。

 玉乃光酒造は近畿管内では唯一、海外で日本酒の有機認証を取得していることから、農林水産省が推進している有機日本酒の輸出拡大に向け、有機認証を取得するに至った企業戦略や今後の展望などをお聞きしました。

 玉乃光酒造の丸山社長から、日本酒で有機認証を取得するにあたっては、イスラエルへの輸出を視野にまずコーシャ認証を取得し、次いで有機認証を取得されたとお聞きしました。しかしながら、有機認証を取得した日本酒「GREEN」は原料となる有機酒米の入手が難しく、生産量が少ないことから、現在は国内販売のみにとどまっているそうです。

玉乃光酒造としては、有機日本酒は海外からも強い引き合いがあり、原料調達の課題を克服し、有機日本酒の生産・輸出の拡大を図りたいとのことでした。

 宇野部長からは、有機日本酒の製造行程についてお聞きしました。専用工程を置くのではなく、非有機原料での酒造りを終えたあとに設備一式を清掃し(もしくは朝一番に)製造するという、直前までの生産との連続性を断ち、切り替えを徹底することで認証上は問題無しだったそうです。

 このほか、丸山社長からは、有機酒米の調達が円滑に進むよう、有機農業に取り組む生産者への行政支援や、化学資材に頼らない除草技術の研究開発へのご要望をいただきました。
短い時間でしたが、農林水産省が有機日本酒の輸出を拡大させていくための課題として、貴重なお話を伺うことができました。 


意見交換会参加メンバー

丸山社長(左)と宇野部長(右)

有機認証を取得した「GREEN」とEUの認証

意見交換の様子

お問合せ先

経営・事業支援部
 島津地方参事官
代表:075-451-9181(内線2701)