このページの本文へ移動

近畿農政局

メニュー

世界かんがい施設遺産などの農業用水利施設を見学

ー現地見学会「京都大学」ー

   近畿農政局は令和4年9月28日(水曜日)と30日(金曜日)、京都大学の学生55名を対象に、大学連携の一環として国営地区の農業用水利水施設等を案内しました。
   28日は、京都大学農学部地域環境工学科の一回生29名が「地域環境工学概論3」の授業の一環で、兵庫県の東播用水地区の施設を見学しました。呑吐ダムでは直轄管理の目的やダム管理の重要性、監査廊にある観測機器等について国職員から説明を行いました。また、東播用水土地改良区から、世界かんがい施設遺産である「御坂サイフォン」を始め、明治時代に建設された淡河川疏水・山田川疏水、東播用水二期事業で実施した用水再編施設等に関して、学生との質疑応答や対話を織り交ぜながら施設見学を行いました。学生からは、ポンプアップにより標高の高い水路へ用水を送水する理由や明治時代の疏水工事の施工方法などの説明を受け、農業用水利施設に興味を持っていただけたようでした。 
        
   30日は京都大学農学部地域環境工学科の3回生26名が「利水システム工学」の授業の一環で、滋賀県の国営3地区のダム・頭首工・調整池などの施設を見学しました。各農地まで必要な用水を送水するために必要な施設群(ダム、頭首工、水路、揚水機場等)の目的や機能、構造について、施設管理者とともに学生との質疑応答や対話を織り交ぜながら施設見学を行いました。学生からは、ダムの法面保護や網場、頭首工のゲートや魚道等に関する具体的な質問が多くありました。

      

お問合せ先

農村振興部設計課

担当者:事業調整係
代表:075‐451‐9161(内線2521)
ダイヤルイン:075-414-9513
FAX番号:075‐417‐2090