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近畿農政局

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「平成28年度近畿産大豆生産・需要拡大協議会  講演会」を開催しました

近畿産大豆生産・需要拡大協議会(※1)は、平成29年2月28日(火曜日)に京都市において、講演会を開催しました。

この講演会は、大豆の生産及び需要拡大に繋げることを目的に、生産者、実需者、流通業者、近畿農政局管内各府県、公設試験研究機関などから約60名の方に参加いただきました。

はじめに、神戸大学大学院 農学研究科 特命助教の山下陽子氏から「黒大豆の種皮に含まれるポリフェノールの血糖調節機能等の健康に及ぼす効果」について講演いただきました。

続いて、農研機構(※2)次世代作物開発研究センター 上級研究員の高橋浩司氏から「機能性に着目した大豆の品種開発の現状」について、フジッコ株式会社 研究開発室長の戸田登志也氏から「国産大豆を使った製品の開発について」それぞれ講演をいただきました。

講演後、各講師と参加者との意見交換が行われ、参加者からは、黒大豆に含まれる機能成分の含有量と栽培方法の関係や大豆に含まれるタンパク含有量と機能成分含有量の関係などの質問のほか、長寿に繋がる日本型食生活や大豆食文化について、広くピーアールすることが必要であるなどの意見が出され、講師からは「栽培方法が機能成分の含有量に与える影響については今後の研究課題であり、生産現場で活用できる研究を進めていく」などの回答がありました。

(※1)「近畿産大豆生産・需要拡大協議会」とは、近畿産大豆の生産及び需要拡大を目的に、生産者、消費者団体、実需者、試験研究機関、近畿農政局管内各府県等で構成される組織。(座長:京都大学 農学研究科 教授 白岩立彦氏、事務局:近畿農政局生産部生産振興課)

(※2)「農研機構」とは、国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構の略称。

 「大豆の機能性を再発見~食による健康都市づくり~」神戸大学大学院の山下陽子氏

「大豆の機能性を再発見~食による健康都市づくり~」神戸大学大学院の山下陽子氏

「大豆の機能性等に着目した品種開発」農研機構次世代作物開発研究センターの高橋浩司氏 

「大豆の機能性等に着目した品種開発」農研機構次世代作物開発研究センターの高橋浩司氏

 「国産大豆の特徴と機能性を生かした製品開発」フジッコ株式会社の戸田登志也氏

「国産大豆の特徴と機能性を生かした製品開発」フジッコ株式会社の戸田登志也氏

講演会の様子 

 講演会の様子

意見交換の様子 

意見交換の様子