このページの本文へ移動

近畿農政局

メニュー

「ハラール調理師」による日本料理で海外観光客をおもてなし
一般社団法人大阪府日本調理技能士会(大阪府大阪市)

印刷用(PDF : 212KB)

取組概要

訪日外国人が増加し、世界の人口の約3分の1(約20億人)に迫る勢いのイスラム教徒(ムスリム)の観光客も増加していますが、訪日外国人の多くが日本食を楽しんでいる中、ムスリム観光客は、日本での食事がハラールであるかどうかに関心があります。また、料理を提供する側もハラールに対する知識と認識は、未だ十分でないのが現状です。
このことから、ムスリムの観光客に安心してかつ美味しい日本食を召し上がっていただくために必要なハラール知識と、それを踏まえた調理法を料理人に習得してもらうために、(一社)全国日本調理技能士会連合会が主催し、(一社)大阪府日本調理技能士会がハラール講習担当として農林水産省総合食料局長より日本食普及親善大使に任命され、また、テキストカリキュラムやハラールの情報等については、「厚生労働省国庫補助事業」内閣認定公益社団法人調理技術技能センター(ハラール研修有識者会議)の委員長を務める室田氏の監修の基に構成され、信頼の高いハラール対応講習となることが期待されています。

取組推進のポイント

ハラール食の提供に当たっては、「ノン豚、ノンアルコール」といった食材使用の有無だけではなく、調理に使用する調味料や調理の過程にも配慮するなどの知識・理解が重要であり、こうしたハラールについての認識を習得する講習会(調理師講習(講義、調理実演))を受講した調理師に「ハラール調理師講習会修了証」を交付し、認定することとしました。

 将来展望

(一社)大阪府日本調理技能士会では、「天下の台所」以来の食の発信地として日本の食の発展に大きく貢献してきた大阪から、ハラールの知識を得た料理人を増やしていくことで、東京オリンピック・パラリンピックや大阪・関西万博までにムスリム観光客を受け入れる体制がつくられてマーケットが広がるものと期待しています。

お問合せ先

企画調整室
ダイヤルイン:075-414-9036
 FAX:075-414-9060

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

Get Adobe Reader