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近畿農政局

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「ハラール対応すし酢」でイスラム教徒にも日本食のおいしさを提供
タマノイ酢株式会社(大阪府堺市)

【印刷用】(PDF : 87KB)

取組概要

食酢は、西暦400年頃に朝鮮半島から製法が伝わり、港町堺では酢造りがさかんに行われ、「和泉酢」と呼ばれるようになりました。
堺市に本社を置くタマノイ酢株式会社は、明治40年に5つの蔵が集まり創業され、昭和38年には、液体のすし酢に比べて保存が効き、持ち運びも軽量な粉末酢の開発に世界で初めて成功する等、食酢の製造・販売を通じて豊かな食を提供しています。また、海外では和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたことを契機として、すしをはじめとする日本食への注目が高まっていますが、タマノイ酢株式会社では平成20年から海外に食酢を出荷しており、今では約40カ国の日本食レストランや日系スーパー等に食酢を出荷して、世界に広がる日本食のおいしさに貢献しています。
一方、近年、世界的にイスラム教徒は増加傾向にあり、イスラム教ではアルコール等の摂取ができないという規律があるため、アルコールを使用した通常の食酢が使用できず、日本食本来の味が提供できないという状況にありました。
このような状況を踏まえ、タマノイ酢株式会社では、ハラール対応の新たなすし酢を開発し、ハラール認証を取得して、27年5月から日本国内でも販売しています。

取組推進のポイント

ハラール対応すし酢は、ハラール認証を受けた原料のみを使用し、ハラール認証を受けたタイの工場で委託生産しており、通常のすし酢と変わらない味を実現しています。
現在、タイで生産された商品は、主にインドネシア、ベトナム、マレーシア等の東南アジア諸国を中心に出荷され、出荷量は年々増えています。

課題

ハラール対応すし酢について、国内においては、ホテルや空港のレストラン、外食チェーン等から引き合いがあります。しかし、イスラム教徒の訪日旅行者が少ないため、需要量に見合った小容量の商品を要望する声があります。
また、レストラン等の調理場も専用の調理スペースの確保が必要になるため、ハラール対応の料理を提供できるお店が限られているのが現状です。

 将来展望

外国人に人気のすしをはじめとする日本食のおいしさに、酢は欠かせません。今後もハラール対応すし酢の提供を通じて、イスラム教徒の方にも日本食本来のおいしさを味わっていただくなど海外への展開を強化するとともに、国内外に向けて食酢の一層の販売に取り組み、食酢をPRしていきます。

お問合せ先

企画調整室
ダイヤルイン:075-414-9036
 FAX:075-414-9060

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