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近畿農政局

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訪日外国人ツアー客の受入れと海外展開を見据えた醤油づくり
湯浅醤油有限会社(和歌山県有田郡湯浅町)

【印刷用】(PDF : 112KB)

取組概要

醤油発祥の地である湯浅町は、和歌山県の中北部に位置し、最盛期(江戸時代)には、92軒の醤油屋があったと言われていますが、現在は、ほんの数軒になっています。
湯浅醤油株式会社では、訪日外国人を含めた観光ツアーに取り組んでおり、年間約2千人から3千人の外国人観光客が来場しています。シンガポール、マレーシア、タイ、香港の方が多く来場されています。他にインドやフランス、ドイツ、北欧諸国からも来られます。
ヨーロッパ系の方は、特に歴史や文化に興味を持ち、アジア系の方は、特に食品の品質や安全・安心に高い関心を示します。
外国人の購入実績を見ると、金額で見て、醤油が50%、「金山寺みそ」が45%、その他5%位の販売割合になります。
現在、商社を通じて輸出も行っており、醤油で月平均200ℓ、みそで月平均50kgを輸出しています。輸出のきっかけは、20年頃に海外のトップシェフが同社の醤油を料理に使ってみたところ絶賛され、それ以来、その製品を使い続けていることから評判になり、世界各地から注文が届くようになったというものです。 モンド・セレクション最高金賞を10年連続受賞していることも良い影響があるものと思われます。

取組推進のポイント

アジア系の地域では、現地の旅行雑誌が醤油や醤油アイスを紹介したり、テレビ局がニュースの時間に取材した製品を紹介したりすると、一気に来場者が増えます。
また、同じアジア地域でも国民性は様々であり、販売や商品説明をする上で、それを理解した上で対応するのが得策と思われます。
観光会社と提携し、ツアーの一部に工場見学等の行程を入れることも行っています。

課題

習慣の違いがあるため、立入してはいけない場所などポイントになる場所には必ず注意書きや説明を掲示することにしています。
言語の関係では、通訳がツアーにいるので、片言の英語で対応できています。何度も来場している通訳やリピーターになると、率先してツアー客の先頭に立ち、工場見学の説明まで行う人もいます。
また、購入後の商品を個人向けに海外に発送する場合、相手国の輸入規制や関税等のコスト負担の問題により、対応できない場合があります。今後は外国人観光客のニーズに応えるため、宅配便サービスを検討しています。

将来展望

現在の生産体制で、海外の注文全てに応えるのは困難で、10年、20年先を見据えて、シェアを広げ、商品のブランド価値を高めていきたいと考えています。伝統的な醤油のイメージアップと海外に製品が認められるようになるためには、さらに多くのトップシェフに認知してもらうことが必要であり、時間がかかっても少しずつものになるようにしたいと考えています。

お問合せ先

企画調整室
ダイヤルイン:075-414-9036
 FAX:075-414-9060

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