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近畿農政局

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しいたけの菌床栽培について

菌床しいたけ栽培を通じて、子供たちがしいたけを好きになり、森の働きや自然界の循環、きのこの不思議な世界を知るきっかけとなるよう食育活動に取り組んでいます。また体験を通じて感じたこと・気付いたことが、学校の学習のすべてにつながることに子どもたちが気付く機会にしていただきたいと考えています。[山浦農園  山浦]

  •   取組日時:平成27年10月28日(水曜日)
  •   取組場所:曽爾村立曽爾小学校(奈良県宇陀郡曽爾村大字長野62)

取組紹介 (曽爾小学校の先生より)

  しいたけの菌床栽培に挑戦!!

10月28日、山浦康二さんに曽爾小学校へお越し頂き、しいたけの菌床栽培についてご教授いただきました。今回はじめて、菌床栽培のしいたけ作りに挑戦しました。写真や絵の入ったプリントを見ながら、キノコができる仕組みについてや原木栽培と菌床栽培の違いなどの話を聞きました。丁寧に説明していただき、子どもたちも山浦さんのお話に引き込まれていきました。

子どもたちはどんどん興味がわいたようで、山浦さんに

「菌床栽培に使う1ブロックで、しいたけはどれくらいとれますか?」

「菌床栽培は、原木栽培と比べて多くなってきていますか?」など、次々と質問していました。

自分たちがしいたけのお世話をしないと、給食にしいたけが出なくなってしまうと不安を感じつつ、日々の水やりに励んでいました。責任感をもって取り組むことができ、教師の方から、「水やり、忘れてないか?」と催促しなくても、自分たちでお世話をしていました。

 

椎茸の話 

 

作業手順

 山浦さんから菌床しいたけや原木しいたけの栽培から収穫までの作業や管理についてのお話があり、しいたけが発生するためには湿度と温度が関係していることを学びました。

菌床ブロックのしくみや菌床しいたけを発生させるための作業手順を教わりました。

 

菌床シイタケの発生作業

 

9日後

菌床ブロックを洗い、いよいよ菌床しいたけの発生作業です。

みんなのお世話のおかげで、9日後にはこんなにたくさんの菌床しいたけが発生しました。

 

  給食センターのお礼状及び本日の献立

お礼状

給食

11月5日の収穫量は7.4キログラムもありました。給食センターの方から素敵なお礼状をいただきました。

みんなで育てた菌床しいたけは、11月6日の給食のしいたけごはんの食材になりました。

  

子どもたちの感想

   
  • 「こんなにたくさんのしいたけがとれるなんて思いませんでした。ありがとうございました。」
  • 「家に持って帰ると、お母さんに立派なしいたけだとほめてもらいました。それに、味もすごくおいしかったです。また、来て下さい。」
  • 「週明けに学校に来てみると、ものすごくしいたけが生えていて、おどろきました。収穫するときに大きなしいたけがあったので楽しかったです。」
  • 「栽培をまかされた時は、とても不安でした。もしかして、給食にしいたけがなくなってしまうかもしれないと思いました。でも、自分にできることは、水やりとシートをかけることくらいなので、一生懸命やりました。予想よりもいっぱいとれたので、安心しました。また、家でも菌床栽培をしてみたいです。」

 

 終わりに

 子どもたちは、自分たちのしいたけが給食に出るということもあり、責任感をもって毎日の水やりに励んでいました。しいたけの菌床栽培ができて、また皆に食べてもらう喜びを味わえた事は貴重な体験でした。これからの食育に生かしていきたいと思います。ありがとうございました。

曽爾小学校

お問合せ先

消費・安全部消費生活課
担当者:未来につなぐ食育倶楽部事務局
ダイヤルイン:075-414-9771
FAX:075-414-9910