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近畿農政局

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「菌床シイタケ栽培に挑戦」
~僕たち・私たちが育てたシイタケが学校給食に~不安と感動の11日間

はじめに

曽爾小中学校5年生の食育学習及び森林環境教育の一環として始めた「菌床シイタケ栽培体験学習」、児童たち自身で育てたシイタケが学校給食の食材になります。いつも通りに食べている給食なのに、いつもと違う目線・視線を感じていただく事でしょう!食べている食材に関心を持つことで、好き嫌いが減ることになる様な食育学習になることを期待しています。

  •   取組日時:令和3年11月12日~11月22日
  •   取組場所:曽爾村立曽爾小中学校(奈良県宇陀郡曽爾村長野62)

取組紹介 (曽爾小中学校)

  令和3年11月12日

曽爾小中学校5年生児童を前に、先ずはキノコについて知ることから始めました。
「キノコと同じ菌類」には何が有るのか?「原木栽培」の栽培手順・「菌床栽培」の栽培手順と各栽培方法の違い。そして、なぜ?原木栽培が減ったのか!を考えました。

次に、「シイタケの特徴・性格」から自然界では初春と秋の2回発生することを奈良県宇陀地域の温度と降水量の変化のグラフを使って確認をする学習を行いました。

 

学習の様子  学習の様子2

   キノコってなに教育ファーム支援教材2

 

教材に使用した農林水産省「教育ファーム」支援教材

          しいたけ7  しいたけ8

「菌床シイタケ」の発生作業のお話をした後に、実際に発生作業を体験しました。

此れから収穫までの栽培を行うために、5年生教室に運びました。乾燥しない様に、ビニールを被せました。

     

学習の最後に、今日の菌床シイタケ学習のまとめを行いました。

 

 11月19日・11月22日で収穫

給食センターより、学校給食食材として2キログラムの注文が入りました。
注文に応える為に、朝晩の散水とビニールの上げ下げを行い、育てたシイタケが収穫できるようになりました。

 


  

     

 収穫できたシイタケは、総量7キログラムほどありました。
シイタケを使った給食は、

11月25日  しいたけおこわ


 終わりに

今年度で9回目、長く継続することで子ども達に伝えたいことが出てきます。現代社会で必要とされる「力と知識」は、小学生・中学生時代に学ぶ基礎学習であり、これからの社会を生き抜く「生きる力」になると考えます。
目標達成のプロセスに「PDCAサイクル」の手法『P=キノコの栽培管理方法を考える、D=実際に栽培を行う、C=目標の収穫量が収穫出来たか?A=結果を受けて改善を行う』を取入れ、最初のP(プラン)を考える為に、向き合う相手を知ることから始まることを!これが一番大事なんだと伝えました。相手のことを知りプランを考えるには、今学習している「国語・算数・理科・社会」の基礎知識と知識の組み合わせが必要であり!それは、社会人になっても使う力なんだと!」
この機会を活用し、社会人として・事業者としての思いを形にしました。

お問合せ先

消費・安全部消費生活課
担当者:未来につなぐ食育倶楽部事務局
ダイヤルイン:075-414-9771
FAX:075-414-9910