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近畿農政局

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「増茶(ましちゃ)」を次の世代に引き継ぎたい~大淀町茶業組合~


奈良県吉野郡大淀町は、古くからお茶の栽培が行われている地域で、その中でも中増地区で栽培される茶は「増茶(ましちゃ)」として親しまれてきました。
かつて570戸あった茶農家は大淀町茶業組合の5戸のみとなりましたが、大淀町や大淀町商工会と連携しながら、都市との交流を深めようと茶摘み体験を開催したり、「増茶」やこの地域で受け継がれてきた「吉野大淀日干番茶(よしのおおよどにっかんばんちゃ)」の美味しさを多くの方々に知ってもらう試飲会を催すなど積極的に取り組んでいます。

奈良県拠点では、今年3月、大淀町茶業組合のみなさんと「増茶」の産地である中増地区の将来について意見交換を行いました。

代表の上尾年雄さんは、「中増地区の活性化と『増茶』を次の世代に引き継ぐため、組合員は互いに協力しあって産地を盛り上げようと取り組んでいる。誰もが安全に作業ができる環境を作り、担い手を受け入れていきたい」と抱負を語られました。

(撮影:令和2年3月)

茶園

茶園のようす

栽培されている品種は
「やぶきた」を中心に「おくみどり」、「さやまかおり」、「べにふうき」など
(画像提供:大淀町)


新芽

今年も一番茶の季節になりました

新しい芽が出そろい、収穫が始まります
(画像提供:大淀町)


意見交換

意見交換の様子

「急な傾斜地での作業は危険であり、圃場の整備が必要」と南芳園茶舗 代表の南秀幸さん
「茶の生産だけでなく、商品開発や販売など仕事の幅を広げることで、子育て世代の女性に新たな働き方を提案したい」と 後継者の堤有香さん


製法の説明

吉野大淀日干番茶

 「日干番茶をより良いものにするため、茶葉にこだわった商品を作りたい」
と嘉兵衛本舗 代表の森本正次さん
(日干番茶の作業場にて)


皆さん

大淀町茶業組合のみなさん

「中増へお越しいただき、『増茶』を味わって欲しい」と代表の上尾年雄さん
(写真:左から2番目)

「大淀町番茶プロジェクト」

開発商品

「大淀町番茶プロジェクト」

大淀町商工会が中心となり、「大淀町商工会番茶プロジェクト」を立ち上げ、地元の食品事業者のみなさんと連携して「日干番茶」を使った商品開発やメニューづくりを行っています。
(画像提供:大淀町)



【お問合せ先】
〇大淀町役場  建設産業課  0747-52-5501
      http://www.town.oyodo.lg.jp/contents_detail.php?co=kak&frmId=460

〇大淀町商工会ホームページ
「大淀町商工会番茶プロジェクト」0747-52-9555
      http://www.yoshino-ooyodo.com/index.html

お問合せ先

奈良県拠点
      電話:0742-32-1870
      FAX:0742-36-2985