安心して食べられる美味しいものを作りたい~ばあく~
代表の泉澤ちゑ子氏は、「食物アレルギー体質の子供のために安心して食べられる美味しいものを作りたい」という思いから、五條市で昭和58年に養豚農家と地域の女性が共同出資し、工房「手作りハムばあく」を起業しました。
現在はレストランと工房を経営し、レストランでは食物アレルギーを意識したメニューの提供、工房では添加物を使わない豚肉のハム、ソーセージなどの加工品の製造、販売を行っています。
泉澤氏の家族が経営している泉澤農園は、約300頭の豚を飼育するとともに、野菜や小麦などを栽培しており、レストランと工房に提供しています。豚には農園で栽培した小麦の皮(ふすま)等を飼料として与えており、豚糞を使用した肥料を野菜に使う資源循環型農業に取り組んでいます。
(撮影・取材:令和3年5月)
農家レストラン「ばあく」
コロナ禍の影響で、現在はテイクアウトランチと加工品の販売をしています
平時は、ここでソーセージ作りの体験もできます
工房「手づくりハムばあく」メンバー
工房「手づくりハムばあく」では、毎週火曜日は燻煙の日とし、生肉や加工品は毎日製造しています
「一頭の豚を大切に食べきるということを知ってもらいたい」と語る泉澤氏(写真右から二人目)
飼育されている「ばあく豚」
餌は小麦、大麦、大豆、飼料用米を自家配合した飼料を使い、肥育期間は通常6ヶ月のところ、約7.5ヶ月じっくりのんびりと育てた豚をいいます
(写真提供:ばあく)
泉澤農園での野菜栽培のこだわり
レタスやタマネギなど10種類以上の季節野菜は、豚糞を発酵させて作った堆肥を使って栽培しています
昔ながらの製法(ソーセージづくり)
野菜スープにつけ込んだ豚肉に塩、香辛料を合わせ、腸詰めソーセージやハムを作っています
山桜の木で燻煙することで香り良いものに仕上がります
ソーセージは約30分燻煙したあとボイルして仕上げます
昔ながらの製法(ハムづくり)
ハムは約8時間、ベーコンは約10時間燻煙して、その後殺菌のため63℃で約30分ボイルして仕上げます
防腐剤や発色剤は無添加
ハムやソーセージ以外にもハンバーグや串カツも販売しています
テイクアウトランチでピクニック気分
「ばあく豚」の焼き肉やソーセージ、地元産野菜がたっぷりのランチです
「ばあく」のある金剛山麓の里山を散策しながら、自然を満喫してみてはどうでしょう
「ばあく」へのお問い合わせ
TEL&FAX 0747-25-0701
ホームページ http://baaku.jp
お問合せ先
奈良県拠点
電話:0742-32-1870
FAX:0742-36-2985