雇用就農から独立し新規就農者へ

【小松菜畑で】
箕面市 長谷川 貴治(はせがわ たかはる)さん、中上 直久(なかうえ なおひさ)さん、生田 梨恵(いくた りえ)さん
箕面市農業公社から独立し新規就農された3名にお話を伺いました。
農産物:小松菜、ほうれんそう、ちんげんさい、ズッキーニ等
(令和2年9月)

【大きく育つ小松菜】
農業の概要
経営面積は、3名で計34アール。
長谷川さん、中上さん、生田さんの3名で小松菜を中心にほうれんそう、ちんげんさいやズッキーニも栽培されています。

【収獲を待つズッキーニ】
就農の経緯
長谷川さんは、民間企業勤務後、何か違うことをしたくて大学農学部で勉強し、箕面市農業公社にて雇用就農をしました。
中上さんは、家業の観光農園(箕面市)を手伝っていましたが、外での仕事を経験するため箕面市農業公社にて雇用就農をしました。
生田さんは、短大卒業後、市役所でのアルバイト勤めを経て箕面市農業公社でアルバイト勤務をしました。
そんな違う路を歩んできた3人が、それぞれ新規就農し協力し合うことになりました。

【防虫ネットに守られた小松菜】
営農・経営の特徴
3人とも箕面市農業公社から独立し新規就農した縁もあり、収穫された農産物は全て箕面市の学校給食向けに箕面市農業公社へ販売されます。
箕面市農業公社では、キャベツや玉ねぎ等を作っていましたが、現在は、葉物の小松菜、ほうれんそう、ちんげんさいをメインに試行錯誤しながら挑戦しています。
その他にも新たな作物としてズッキーニも栽培されています。

【力を合わせて頑張っていきます】
今後の目標及び将来展望
長谷川さんから「作れば売れる土台があるので、しっかりと良いものを生産し、栽培面積を増やしていきたい。また、自分たちはまだまだ未熟だと実感しており、同様の作物を作っている先輩や同年代の農業者と横の連携を取り、もっと農業について学んでいきたい」と抱負を伺いました。
(注)箕面市農業公社とは
平成26年2月、箕面市において、耕し手がいない農地を「行政自ら畑を耕す」という発想で解消すべく設立された一般社団法人。地域の大口消費マーケット(1日 12,000食)である学校給食という確実な販路の確保を実現するとともに、箕面産野菜を使った地産地消の学校給食を推進。
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