様々な障がいを持つ人に広く雇用の機会を提供

【農場で働く仲間達の集合写真】
南河内郡河南町 クボタサンべジファーム株式会社
南河内郡河南町のクボタサンべジファーム株式会社代表取締役社長の増田卓司さんにお話を伺いました。
農産物:小松菜、ほうれんそう、水菜、レタス
(令和2年11月)

【農場の入り口です】
農業の概要
クボタサンべジファーム株式会社は、クボタ株式会社の(注)「特例子会社」であり、南河内郡河南町の「かなん農場」で農業に取り組んでいます。「かなん農場」は、平成22年2月に同町の遊休農地を活用し水耕栽培事業を開始しました。
(注)「特例子会社」(とくれいこがいしゃ)とは障害者の雇用の促進等に関する法律第44条の規定により、一定の要件を満たした上で厚生労働大臣の認可を受けて、障害者雇用率の算定において親会社の一事業所と見なされる子会社。

【温室ハウスで育つほうれんそう】
農業への参入の経緯
以前から関連会社で、障がい者による水耕栽培の試験を行っており、季節・次期による作業内容の変化が少ない水耕作業は、障がいを持つ人々にも適していることから「障がい者の自立支援と地域社会との共生を実践するモデルとする」「遊休農地を活用し、日本農業の活性化をサポートする」をモットーに事業化しました。

【作業する姿は真剣です】
営農・経営の特徴
温室ハウスにおける高設栽培で、清潔な環境で育つ野菜は新鮮そのもので、収穫された野菜は、全国にあるクボタ株式会社の社員食堂に配送され、社員の力の源となっています。その他、大阪府下のスーパーにも出荷されます。日々の清掃作業も高設栽培の下まで綺麗にされていました。

【出荷を待つ新鮮な野菜】
収穫から出荷まで
播種したばかりの小さな芽から、大きく育った野菜を自分たちで収穫し、販売先へ届けるために選別し包装しますが、選別・包装作業ではパートさんの力も借りて、袋詰め完成です。どこへでも配送できる立派な商品が袋詰めされていました。

【しっかり根を張るレタス】
今後の目標及び将来展望
代表取締役社長の増田卓司さんから「まずは、現在の施設をフル稼働させ、販売先をしっかりと確保し、販売量を増やし収益を少しでも上げることが直近の課題である。また、これからも、障がいを持つ社員が生き生きと働くことができる職場環境づくりに努めていきます。」と抱負を語られました。
お問合せ先
大阪府拠点
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