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近畿農政局

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スキマをねらった効率のよい農業経営を目指して ~育苗後の空ハウスを有効活用~(営農)
-水稲と施設野菜の複合経営井口幸太郎さん(高島市)-

高島市安曇川町で水稲16haと施設野菜1500平方メートルの複合経営を行っている井口さん。水稲の育苗後に空いたハウスを活用して、プランターを利用した少量土壌培地耕栽培でトマトやきゅうり等を栽培しています。農作業の省力化を図り、端境期を狙った出荷計画を立てることで、効率的で収益性の高い農業経営を実現。また、農業生産情報管理システムの導入により、タブレットを用いた作業状況の管理を行い、安全と信頼の得られる農業を実践されています。

集落でただ一人の担い手、いのくちこうたろうさん

集落でただひとりの担い手として、地域の農業を守り、地域を活性化させたいとの思いで日々努力を惜しまず奮闘されています。

小学校で、食農教育も実施。
子供たちにも農業を身近に感じ、興味を持ってもらえたらと願っています。

 

育苗後のハウスを利用して、キュウリやトマトを栽培

育苗後の空ハウスを利用して、きゅうりやトマトを栽培しています。

 

少量土壌培地耕栽培

少量土壌培地耕栽培と自動給液装置により農作業の省力化を図っています。
 
プランターを利用することで、設置も簡単で連作障害や病害対策にも容易に対応できます。

 

抑制栽培や半抑制栽培でスキマをねらって出荷

1棟毎に、播種時期をずらすことで、収穫時期や作業の分散を図っています。
 
抑制や半促成栽培を行い、競合しないスキマをねらって出荷をすることで高収益を上げています。



太いパイプでハウスを補強

この太いパイプでハウスを補強し、風や雪などの災害から守っています。

 

ハウスのまわりには排水溝を掘り、防草シートを敷く

ハウスの周りには、排水対策として溝を堀り、防草シートを敷き詰めることで、雑草や病害虫の発生を抑制し作業効率を高めます。

 

いちごもプランターを利用して二段栽培

いちごも同じプランターを利用して栽培していますが、二段栽培にすることで、作付株数を倍増し収穫量を増やしています。 

収穫された農産物は近隣の直売所や道の駅などで販売されています。

お問合せ先

滋賀県拠点 地方参事官室
TEL:077-522-4261