優しく、しなやかな母の心でつくられた野菜を消費者へ ~女性ならではのネットワークで地域に力を~
清子さんが植えたブルーベリー
メロンのあとの「にんにく」がすくすくと育っています。 取引先のホテル従業員さんの農業体験も指導しています。
ブルーベリーの花が咲いていました
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辻 清子さん(野洲市)
これまでの歩み 結婚を機に就農。辻家は50年前から野菜生産を行うとともに、「市太郎商店」として、漬物加工を営んでおり、家業を手伝うことになりました。 平成7年にご主人が急逝されてからは、長男の市太郎さんとその妻の久美子さんの家族3人とパート職員(男女2名)で、米、麦、大豆、野菜(加工品含)、ブルーベリー(加工品含)等を多角経営。 7年前に「市太郎商店」から現在の名称である「レイクスファーム」へ名称を変更。法人化を目指して現在に至っています。
現在の取組 "美味しいと喜んでいただけるのが何より幸せ" "環境にこだわった農業で、琵琶湖を守りたい" 現在、清子さんは、野菜生産と野菜加工品の製造を主に取り組んでいます。昨年までは、メロンの栽培が盛んである守山市のメロン部会に参画し、メロンを生産していました。 ところが、平成29年10月の台風21号によりハウスが倒壊し、今年からメロン栽培を中止することに。清子さんは、それにひるむことなく、長年の経験を生かして、ハウスのあと地や、それ以外の農地に「にんにく、たまねぎ、さといも、にんじん、ごぼう、だいこん、ねぎ」等、少量多品種の野菜を「琵琶湖を含めた環境を守りたい」と極力農薬を使わず栽培しています。 さらに、「日野菜の甘酢漬」等の漬物、「切干大根(手切り、天日干し)」等の野菜加工品も製造。手間暇かけて作った野菜や加工品は、「とてもおいしい」と好評です。 隣接市のホテルのレストランが、「清子さんの野菜なら」とホームページでレイクスファームの野菜を紹介し、ホテルのメニューとして提供しています。
これからの目標 "地域の農地を守り、生かしたい" 現在、清子さんを含めた野洲市の農業委員の女性5名が、地域のために奮闘中。現在の目標は「小さい区画の遊休農地を有効活用し、農業体験等で農業の魅力を感じてくれる人を増やすこと」だそうです。 女性ならではのネットワークが、地域の課題解決に生かされようとしています。
レイクスファームHP:http://www.lakesfarm.jp/
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お問合せ先
滋賀県拠点 地方参事官室
TEL:077-522-4261