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近畿農政局

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蔵の中で、ゆっくりと熟成されました
~蔵出ししもつみかん~

和歌山県海南市下津地域は、四季を通して温暖な気候と豊かな自然に恵まれている、全国でも珍しい貯蔵みかんの産地。
平成18年に「しもつみかん」として地域団体商標登録されています。 


温暖な気候の海南市下津地域は、古来傾斜地を活用した
みかん栽培が盛んです。

 
 急傾斜地を利用した段々畑に、6坪程度の貯蔵庫が点在
 しています。




貯蔵みかんとは、12月中に収穫した完熟みかんを1~3ヶ月掛けてみかん畑に併設する貯蔵庫で熟成し、糖や酸味を
バランス良く仕上げたみかんです。
貯蔵庫は、室内の温度や湿度を一定に保つよう木造・土壁造りになっており、園地毎に設置されています。
庫内の温湿度や通風調整と貯蔵箱の入れ替えなど、毎日の品質管理で熟成されたみかんが「蔵出ししもつみかん」の
ブランド名で出荷されます。 


収穫したみかんを畑ごとにある貯蔵庫に貯蔵します。
温・湿度を保つよう木造・土壁で造られています。

 
貯蔵庫の内部。専用の木箱で熟成貯蔵します。
庫内は土間で土壁の厚さは約20センチです。


空気の入れ替えなど、品質チェックを毎日行います。


                       熟成中のみかん




さらに、糖酸センサーで選別した特選ブランドとして、糖度12度以上を「雛みかん」、13度以上を「ひかえおろう」
という個性的な商品づくりも行っています。
特に「雛みかん(10kg箱)」は、雛段に飾る「右近の橘」にちなんで、子供たちの健康を願ってみかんの神様「田道
間守(たぢまもり)」を祀る地元の橘本神社に、お供え用の1kg入り小袋を添え、祈祷を受けてから出荷しています。



毎年出荷開始日には、子供たちが健康に育つよう祈祷
していただきます。


主に、関東・関西の市場に出荷されます。 





また、平成31年2月には、「下津蔵出しみかんシステム」が我が国において将来に受け継がれるべき伝統的な農林水産
業を営む地域として、農林水産大臣から「日本農業遺産」 に認定されました。


急傾斜を乗り越え石垣の段々畑でみかんを栽培、蔵で熟成させる貯蔵技術が約300年間育まれてきた下津
地域の農業が日本農業遺産に登録されました。



これは、下津地域での広い農道や重機のない時代から、急な山を切り開き、石垣の段々畑で栽培するみかんを中心と
した果樹農業を行ってきたことや、収穫したみかんを蔵で熟成させる貯蔵技術が約300年間受け継がれてきたこと、
また、文化面では、「橘本神社」や紀伊國屋文左衛門の船出の港「下津港」など、みかんにまつわる物語がたくさん
あるなど、地域の文化を"お互いに結びつきあう一体的なシステム"として捉え、みかん栽培発祥の地で急傾斜を乗り
越え長年育まれた農業が、総合的に評価されました。

今回、日本農業遺産に認定されたことで、蔵出しみかんのブランド力を高め、質・量ともに日本一の貯蔵みかん産地
を目指しています。

お問合せ先

近畿農政局和歌山県拠点
〒640-8143 和歌山市二番丁3 和歌山地方合同庁舎5階
電話:073-436-3831
Fax :073-436-0914