かつらぎ町「串柿の里」
かつらぎ町四郷地区では、串柿が軒先や道沿いの柿屋(干場)につるされています。
四郷地区での串柿作りは400年前に始まったと伝えられており、晩秋の青空に並ぶこの黄金色の玉すだれは、この地方の風物詩となっています。
串柿は「いつもニコニコ(2個2個)仲むつ(中6つ)まじく、共に白髪(白い粉)の生えるまで。」との数合わせにより、1串に10個(両端2個ずつ、真ん中が6個)刺し並べられます。10串で1連と呼ばれ1連ずつ軒先や柿屋(干場)につるされ自然乾燥されます。
ある程度柿が乾燥したら、厚みと形を整えるローラー掛け作業を3~4日毎に数回繰り返す「手入れ」や白い粉(果糖)を吹かす「仕上げ」の工程を経て、12月中旬には検査・箱詰をしてJA選果場に集荷、再度検査を受け出荷されます。
年末にはお正月の縁起物として店頭に並ぶとのことです。
黄金色の玉すだれ。 |
|
皮は機械でむきます。1個3秒でむくそうです。 |
|
柿屋と呼ばれる干場。 |
|
お問合せ先
近畿農政局和歌山県拠点〒640-8143 和歌山市二番丁3 和歌山地方合同庁舎5階
電話:073-436-3831
Fax :073-436-0914