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アグリ・インフォ九州 第224号

アグリ・インフォ九州 第224号(2019年)令和元年12月11日発行:九州農政局)

《 今月の話題 》

☆ コラム・こらむ ☆

『宮崎県拠点に勤務して』
        九州農政局 宮崎県拠点  地方参事官  鈴木  貞美 (すずき  さだみ)

☆1☆ とぴっくす

 ★九州

 1.「令和元年度 農業知的財産セミナー」の開催及び参加者の募集について
 2.「令和元年度 米粉利用拡大セミナー『もっと広がれ!米粉の魅力』」の開催及び参加者の募集について
 3.「九州スマート農業マッチングフェア(九州スマート農業技術情報連絡会議)」の開催及び参加者の募集について
 4.「原料原産地表示制度 事業者向けマニュアルの活用に関するセミナー」の開催及び参加者の募集について
 5.「消費税軽減税率制度」について

 ★全国

 1.外食時の「おいしい食べきり」全国共同キャンペーンについて
 2.「食料・農業・農村基本計画」への意見の募集について

☆2☆ 情報定期便

 1.野菜の入荷量と価格の見通し(12月)について
 2.統計新着情報のご案内
 3.食育イベント情報(12月以降)について
 4.九州農政局「消費者の部屋」からのお知らせ!
 5.農林水産省広報誌「aff(あふ)12月号」情報

☆コラム・こらむ☆

  『宮崎県拠点に勤務して』
        九州農政局 宮崎県拠点  地方参事官  鈴木  貞美 (すずき  さだみ)

   平成31年4月に九州農政局宮崎県拠点に着任しました。
   前職は、農林水産省生産局で原発事故対応を担当し、業務の大半は福島県内の営農再開の支援に関するものでした。平成23年3月、東京電力第2原子力発電所の事故によって、放射性物質がガス状の微粒子、いわゆるセシウムボールなどとなって、発電所から遠く数百キロ以上も離れた森林、農地、住宅地などへも降下しました。事故発生後すぐに、避難指示が出された福島県内12市町村を中心に、放射性物質を取り除く除染として表土などの剥ぎ取り、放射性物質吸収抑制材の投入など、懸命に復旧が続けられてきています。
   こうした取り組みによって避難指示を解除された地域が増えてきていますが、営農を再開するにあたっては、農地に繁茂した雑木の除去、農地の地力回復、地震で被害を受けた用排水施設の復旧、農業機械の確保、園芸ハウスや畜舎などの再整備、風評の対策等が地元にとって非常に重い負担となっています。また、避難先に生活や仕事の拠点が定着しつつある方などは、以前住んでいた場所の除染が終わったとしても事故前の場所、生活に戻るかどうかも、非常に重い選択をせざるを得ない状況に置かれています。福島原発事故のその後について、少しでも多くの人に知っていただくことは大切なことと考え、この場を借りてご紹介しました。
   福島に未練は残しつつも、初めて九州農政局宮崎県拠点に勤務しての出来事や印象をご紹介します。4月初旬から県内の26市町村長や13JA組合長をはじめとする関係機関、関係団体への着任の挨拶として各地を回りました。その後も地域の行事に参加したり、本局等の訪問に同行したりして、組織のトップや様々な立場の方々と接する機会も増えていきました。その都度、限られた時間の中で、拠点業務や補助事業の案内、新たな棚田地域振興法の紹介などをしつつ、地域の現状や課題、課題の解決に向けた取り組みのポイントなど幅広く意見交換をさせて頂いています。
   着任して半年が経過したところでの宮崎農業の印象は、ブランドのマンゴーや和牛の生産が好調な反面で、耕種作物は、台風などの気象災害、病害虫の発生もあって、品目毎に大きな差があること、大消費地から遠隔地に立地するため、輸送の負担が重いこと、新規就農者は、条件不利地域ほど少なく、世代交代が進まない状況が顕在化していること、農地の集積、集約化は、初めの第一歩となる地域の話し合いが不調な地域が平場においても多いことなど、抱える課題の大きさ、取り組みの難しさを痛感しております。
   これから先も、有意ある市町村長、組合長の求める同じ方向に沿って、個性あふれる拠点の職員とともに、地域農業の発展のため、農業者、地域の抱える課題に日々向き合っていきたいと考えています。

☆1☆ とぴっくす

 ★九州

 1.「令和元年度農業知的財産セミナー」の開催及び参加者の募集について
農林水産業は、幅広い知識と経験の上に成り立っており、多くの重要な情報(知的財産)を有しているにも関わらず、その重要性・必要性が十分に認識されていません。
このため、農林水産分野における知的財産の保護や活用方法について学んでいただくためのセミナーを開催します。
あわせて、希望者に対し、知的財産の保護・活用に関する個別相談も行います。
(個別相談を希望される方は、事前に開催事務局までご連絡ください。)
日  時:令和2年1月16日(木曜日)13時30分~16時35分(開場13時00分)
会  場:熊本市国際交流会館第3会議室
所在地:熊本県熊本市中央区花畑町4番18号
詳しくは、九州農政局ホームページをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/kyusyu/syokuryou/gi/event.html


 2.「令和元年度 米粉利用拡大セミナー『もっと広がれ!米粉の魅力』」開催及び参加者の募集について
九州農政局では、米粉はパン・麺・洋菓子などへの利用のみならず、近年は製粉・加工の技術革新により、グルテンを使用しない商品や、保湿性や粘性に着目した商品等の開発が進み、より魅力ある食材として進化していることから、今回のセミナーでは、今後の米粉利用がさらに進められるよう、栄養科学面での米粉の魅力や、米粉製造における先端技術を紹介します。
日  時:令和2年1月18日(土曜日)13時00分~16時00分(受付12時30分から)
会  場:中村学園大学7号館5階7504教室(福岡市城南区別府5-7-1)
定  員:150名(先着順)
参加費:無料
申込締切令和元年12月23日(月曜日)
詳しくは、九州農政局ホームページをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/kyusyu/press/sinko/191128_18.html
(担当)生産部生産振興課
 
 3.「九州スマート農業マッチングフェア(九州スマート農業技術情報連絡会議)」の開催及び参加者の募集について
九州農政局は、農業者等に最新の農業技術を紹介し農業者とIT企業等が直接やりとりし情報交換する機会が得られるマッチングミーティングを行うため、「九州スマート農業マッチングフェア(九州スマート農業技術情報連絡会議)」を開催します。
日  時:令和2年1月30日(木曜日)13時30分~16時30分(入退場自由)
場  所:熊本地方合同庁舎 A棟1階 共用会議室
所在地:熊本市西区春日2丁目10番1号
詳しくは、九州農政局ホームページをご覧ください。
⇒ https://www.maff.go.jp/kyusyu/press/kankyo/191209.html
 
 4.「原料原産地表示制度 事業者向けマニュアルの活用に関するセミナー」の開催及び参加者の募集について
平成29年9月1日に食品表示基準の一部が改正され、国内で作られた全ての加工食品に原料原産地表示を行うことが必須となっています(経過措置期間は令和4年3月末まで)。
農林水産省では、期限までに食品事業者の皆様が新たな原料原産地表示制度に確実に対応していただけるよう、同制度の概要および対応のポイントをまとめた事業者向け活用マニュアルを作成しています。
今般、食品事業者向けに、同マニュアルの内容を解説するセミナーを以下のとおり開催することとし、申込を受け付けていますので、お知らせします。
〔令和2年2月25日(火曜日):長崎市〕
詳しくは、農林水産省ホームページをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/hyoji/190726.html
(担当)消費・安全部 表示・規格課


 5.消費税軽減税率制度関係について
軽減税率制度に関することや中小事業者等向けの支援につきましては、以下のホームページ等をご覧ください。

〇軽減税率制度に関すること・・国税庁HP又は最寄りの税務署
⇒ (https://www.nta.go.jp/publication/webtaxtv/index.html
  ※ 消費税軽減税率電話相談センターのお問い合わせ(軽減コールセンター)
    (専用ダイヤル0570-030-456)
  ※ 各都道府県の税務署で開催する説明会の日程をご覧いただけます。
      どなたでも参加できます。
  ※ 軽減税率制度に関する動画をご覧いただけます。
⇒(https://www.nta.go.jp/publication/webtaxtv/shohi_zei.html

〇『区分経理』に関するリーフレットについて
消費税確定申告や仕入税額控除の参考資料としてご覧ください。
⇒ (https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/pdf/0019009-087.pdf

〇令和元年8月の前線に伴う大雨に関する災害、令和元年台風第15号で被災した事業者に対する軽減税率対策補助金について
今夏の災害で被害を受けた事業者が、補助金により軽減税率に対応するレジの導入等を行う場合、被災状況に応じて柔軟に対応することになりました。
詳しくは、こちらをご覧ください。
⇒ (https://www.meti.go.jp/press/2019年09月20日190930006月20日190930006.html)

 ★全国

 1.「日米貿易協定の説明会(関税及び原産地規則)」の開催及び参加者の募集について
税関では、日本国とアメリカ合衆国との間の貿易協定(「日米貿易協定」)の合意内容(協定の概要、原産地規則等)について、各税関で説明会を開催します。
説明会への参加を希望される方は、下リンク先に記載の各会場主催税関担当部門宛にお申し込みください。なお、申込受付につきましては先着順とし、定員になり次第、受付を締め切りますので御了承ください。
〇開催日時及び場所
1.北九州市開催
日  時:令和元年12月19日(木曜日)14時00分~
会  場:門司港湾合同庁舎7階会議室
所在地:福岡県北九州市門司区西海岸1-3-10
申込締切:令和元年12月13日(金曜日)

2.福岡市開催
日  時:令和元年12月20日(金曜日)9時45分~
会  場:福岡港湾合同庁舎6階合同会議室
所在地:福岡市博多区沖浜町8-1
申込締切:令和元年12月13日(金曜日)
詳しくは、こちらをご覧ください。
⇒ (https://www.customs.go.jp/roo/origin/j-us_exp.htm


 2.「食料・農業・農村基本計画」への意見の募集について
農林水産省は、新たな食料・農業・農村基本計画に関して、国民の皆様から、御意見・御要望を募集します。
国民の皆様の御意見・御要望を今後の議論に活用していきたいと考えておりますので、ご投稿ください。
【応募期間】:令和元年9月6日(金曜日)~令和2年2月末 17時00分必着 (郵便の場合は当日消印有効)
詳しくは、農林水産省ホームページをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/k_aratana/index.html#ikenbosyu

☆2☆ 情報定期便

1.野菜の入荷量と価格の見通し(12月)について

福岡市中央卸売市場の野菜の入荷量及び卸売価格の見通しをお知らせします。
詳しくは、九州農政局ホームページをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/kyusyu/seiryuu/yasai/yasai2.html
(担当)生産部 園芸特産課

2.統計新着情報のご案内

★九州
〇令和元年産九州の水稲の収穫量について
令和元年産九州の水稲の作柄は、田植期以降の低温・日照不足に加え、台風及びトビイロウンカによる被害等の影響から、10a当たり収量は435kg(作況指数86)となり、この結果、収穫量(子実用)は69万6,400tとなりました。
また、主食用作付面積に10a当たり収量を乗じた収穫量(主食用)は、67万4,300tとなりました。
★全国
〇令和元年産水陸稲の収穫量
1 令和元年産水稲の作付面積(子実用)は146 万9,000haで、前年産に比べ1,000ha減少しました。。うち主食用作付見込面積は137 万9,000haで、前年産に比べ7,000ha減少しました。
2 全国の10a当たり収量は528kg(1.70 mmのふるい目幅ベース。10a当たり平年収量533 kg。)となり、前年産に比べ1kgの減少が見込まれます。
3 以上の結果、収穫量(子実用)は776 万2,000tで、前年産に比べ1万8,000tの減少が見込まれます。このうち、主食用の収穫量は726 万1,000tで、前年産に比べ6万6,000tの減少が見込まれます。
4 なお、農家等が使用しているふるい目幅ベースの全国の10a当たり収量は514 kg(10a当たり平年収量519 kg)となり、作況指数は99 となる見込みです。
5 令和元年産陸稲の作付面積(子実用)は702haで、10a当たり収量は228kg(10a当たり平均収量対比97%)となり、収穫量(子実用)は1,600tとなりました。

〇令和元年産4麦の収穫量
    全国の小麦の収穫量は、前年産に比べ34%増加しました。

〇令和元年産びわ、おうとう、うめの結果樹面積、収穫量及び出荷量
    びわの収穫量は前年産に比べ23%増加、おうとうは同11%減少、うめは同22%減少しました。

〇生産者の米穀在庫等調査(令和元年6月30日現在の在庫量)
    令和元年6月30日現在の1農業経営体当たりの米の在庫量は298kgとなりました。

〇有機食品等の消費状況に関する意向調査
    (オーガニック食品の購入経験及び今後の意向、オーガニック食品の志向、環境に配慮した取組への意識等)
   
詳しくは、こちらをご覧ください。
【九州】⇒ https://www.maff.go.jp/kyusyu/toukei/index.html
【全国】⇒ https://www.maff.go.jp/j/tokei/index.html
(担当)統計部 統計企画課


3.食育イベント情報(12月以降)について

〇福岡市中央区で「博多長浜鮮魚市場の市民感謝デー」を開催(12月14日土曜日)
〇佐賀県唐津市で「親子クッキング」を開催(12月19日木曜日)
〇長崎県松浦市・平戸市で「ほんなもん(ほんもの)体験」を開催(随時)
〇熊本市東区で「キャラパン作りで親子ふれあい親子クリスマスツリーパン作り」講座を開催(12月21日土曜日)
〇大分市で「親子料理教室~げんきっ子チャレンジクッキング~」を開催(12月21日土曜日)
〇宮崎県都城市で「お正月企画簡単おせち料理アラカルト」教室を開催(12月26日木曜日)
〇鹿児島県鹿屋市で「管理栄養士によるクッキング講座~お家で楽しいクリスマス~」教室を開催(12月22日日曜日)
詳しくは、九州農政局ホームページをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/kyusyu/syohianzen/hiroba/island/event/event.html
(担当)消費・安全部 消費生活課

4.九州農政局「消費者の部屋」からのお知らせ!

九州農政局「消費者の部屋」では、食料・農業・農村に関する各種施策の情報提供や普及啓発を行っています。令和元年12月9日から令和2年1月10日までは、下記のテーマについて特別展示を実施しますので、是非ご来場ください。
テーマ:「おいしい食べきり」全国共同キャンペーンの実施について
期  間:令和元年12月9日(月曜日)~ 12月20日(金曜日)
内  容:外食時の「おいしい食べきり」全国共同キャンペーンとあわせて、食品ロス削減の取り組みを紹介します。
テーマ:国産家畜の改良と飼料作物種子の増殖
期  間:令和元年12月23日(月曜日)~ 令和2年1月10日(金曜日)
内  容:国産家畜の改良技術と飼料作物種子の増殖について紹介します。
展示場所 ・熊本地方合同庁舎A棟1階  消費者の部屋
フードパル熊本「熊本市食品交流会館」 熊本市北区貢町581-2
詳しくは、九州農政局ホームページをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/kyusyu/syohianzen/syokunoanzenansin/syouhisya/syouhisya.html
(担当)消費・安全部 消費生活課

5.農林水産省広報誌「aff(あふ)12月号」情報

農林水産省では、消費者の皆さん、農林水産業関係者、そして農林水産省を結ぶ“Webマガジン「aff(あふ)」”を配信しています。施策の現場のリポートやインタビューのほか、暮らしに役立つ情報も満載し、農林水産業における先駆的な取組や、農山漁村の魅力、食卓や消費の現状などをビジュアルで分かりやすくお伝えします。
【特集1】いちご
子どもから大人まで大人気の“いちご”。そんないちごについて、全国の代表的な品種やいちご狩りスポット、離乳食レシピなど、いちごのさまざまな魅力を集めました。
【特集2】冬野菜
これから旬を迎える冬野菜。旬の野菜は栄養価が高く、市場にたくさん出回るので価格が手ごろなのも魅力です。そこで、冬野菜のおいしさの秘密や、代表的な冬野菜、レシピなどを紹介します。
【連載企画】世界一重いいちご
日本のみならず、アジア各国でも高く評価されている福岡発のブランドいちご、あまおう。2014年に収穫したひと粒が、「世界一重いいちご」としてギネス世界記録に認定されました。
詳しくは、農林水産省ホームページをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/index.html


◇◇編集後記◇◇
日の入りが随分と早くなり、真っ暗な夜道を帰宅される方も多いのではないでしょうか。そんな中、時節柄ぽつりぽつりと現れるイルミネーションの明かりに、ちょっとした安らぎを感じる方も多いかと思います。。
明かりといいますと、ろうそくの明かり(キャンドル)は、ひとときの静寂さを与えてくれます。かつて、スキャンダルとスペルが似ていることからSCANDALという詩が詠まれました。冬至はまだこれからです。明暗照らしながら安全に真っ直ぐに走りたいですね。


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担当者:木之下
代表:096-211-9111(内線4117)
ダイヤルイン:096-300-6012
FAX:096-211-8707

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