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九州農政局

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ひらの棚田米振興協議会(佐賀県多久市)

棚田米のブランド化を契機に地域を活性化

ひらの棚田米振興協議会の取組み

「ひらの棚田米」は、谷間からの冷たい清らかな湧き水と、春のレンゲ草を肥料として、真心こめて育てられた自然の恵みいっぱいのお米です。
この棚田米のブランド化と販売促進を目的に平成23年、平野地区の農家により「平野棚田保存協議会」が設立されました。近隣の直売所での試食販売から、徐々に県外へと販路を拡大し、リピーターの増加とともにホームページ開設からはネット注文も増え、売上げが年々伸びています。
平成27年には、平野地区のみならず多久市西多久町全体に活動範囲を拡大して、「ひらの棚田米振興協議会」に名称変更。棚田の保全と棚田米の販売促進はもとより、イベントの開催を通じて都市住民との交流を図るなど、地域の活性化に取り組んでいます。

平野地区の棚田 「ひらの棚田米」 「ひらの棚田米」
平野地区の棚田
「ひらの棚田米」

棚田米のブランド化と販路拡大の取組

「ひらの棚田米」は、標高190m付近に位置する棚田で生産され、米の登塾期に朝晩の気温差が10度以上あることから、もっちりとした甘みのあるお米となっています。
直売所等での試食販売やインターネットでの販売に取組んだことで、知名度向上とともに、ブランド化や販路拡大につながっています。
さらに、減化学肥料栽培の一環として、稲刈り後の水田にレンゲ草の種をまいて、春の開花後は水田にすき込み元肥として活用したり、進物用の棚田米は水車でじっくりと6時間かけて精米するなど、「ひらの棚田米」の高付加価値化にも取組んでいます。
また、多久市のプレミアム商品券の景品やふるさと納税の返礼品としても利用されています。
フードウェイ産直コーナーでの試食販売の様子 直売所「幡船の里」での試食販売の様子
    フードウェイ産直コーナーでの試食
    販売の様子

直売所「幡船の里」での試食販売の様子

棚田保全と都市住民との交流

平成26年度から棚田米の収穫時期に「平野棚田の稲刈り体験と散策」のイベントを開催し、都市住民との交流を図っています。平成29年度は福岡市や佐賀市などの家族連れや地元小学生ら約120人が参加し、約10aの棚田で鎌を使って稲を刈り取りました。収穫後には、地元農家から新米のおにぎりやイノシシ汁が振る舞われ、参加者は秋の棚田を堪能しました。
これらの取組みにより、「ひらの棚田米」の知名度向上とともに地域活性化にもつながっています。
同協議会では、棚田ボランティアと協力しての棚田保全活動の取り組みや、田植え体験など新たなイベントを企画して、さらなる都市住民との交流を拡大し地域活性化につなげていきたいとしています。
稲刈り体験イベントでの脱穀の様子 稲刈り体験イベントでの脱穀の様子 稲刈り後の交流の様子
 イベントでの稲刈りの様子   イベントでの脱穀の様子 稲刈り後の交流の様子

第4回「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」の優良事例に選定

これらの取組が評価され、平成29年10月、第4回「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」の優良事例に選定されました。
なお、平成29年11月下旬に首相官邸(東京都千代田区)で開催されるグランプリ及び特別賞を決定・発表した後、選定証授与及び交流会が開催されます。

イベント情報

イベントの案内は、「ひらの棚田米保存協議会」のホームページからご覧いただけます。
http://www.hirano-tanada.com/event.html

添付資料

ひらの棚田米振興協議会(PDF : 327KB)

問い合わせ先

名称:ひらの棚田米振興協議会
住所:佐賀県多久市北多久町大字小侍2番地35
電話: 090-2513-2076
FAX: 0952-75-5729
URL:http://www.hirano-tanada.com/

お問合せ先

企画調整室
担当者:松田、木場
代表:096-211-9111(内線4117、4124)
ダイヤルイン:096-300-6012
FAX:096-211-8707

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