薬剤感受性試験における最小発育阻止濃度(MIC)とディスク阻止円径の分布
全国から収集した菌株について、臨床検査標準協会(CLSI)に準拠した微量液体希釈法及びディスク法により試験を実施し、最小発育阻止濃度(MIC)と阻止円径の関係を示した。
また、本調査結果から算出したディスク法におけるブレークポイントを参考情報として示した。
【表の注釈】 | |
・ | ■:CLSIで規定されたディスク法における感受性(S)の範囲 |
・ | ■:CLSIで規定されたディスク法における中間(I)の範囲 |
・ | ■:CLSIで規定されたディスク法における耐性(R)の範囲 |
・ | □:CLSIでディスク法におけるS,I,Rの規定がない薬剤 |
・ | ―:特に注釈がない場合は、CLSIで規定されたブレークポイント(BP , μg/mL) |
【グラフの注釈】 | |
・ | S :CLSIで規定されたディスク法における感受性 |
・ | I :CLSIで規定されたディスク法における中間 |
・ | R :CLSIで規定されたディスク法における耐性 |
・ | |:特に注釈がない場合は、CLSIで規定されたブレークポイント(BP , μg/mL) |
【本調査結果からのディスク法におけるBP(参考情報)の算出方法】 | |
本調査結果から、統計ソフト(R)で受信者動作特性(ROC)曲線を描き、感度と特異度注)が最大の値になるようなディスク法のBPを算出した。ただし、本BPは必ずしも臨床効果を示すBPではないため、参考情報とする。 注)感度 :耐性を耐性として検出する確率 特異度:感受性を感受性として検出する確率 |
(1)サルモネラ(平成29年度~令和元年度)
(2)黄色ブドウ球菌(平成29年度~令和元年度)
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