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東北農政局

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Vol.49_浅瀬石川地区は30万石?

ご存じのように、1石(こく)は10斗=100升=1000合で、江戸時代の成人1人の1年間のお米の消費量を表していました。また、1反(たん、およそ10a)とは1石(150kg=2.5俵)収穫できる面積です。つまり、弘前藩(別名津軽藩:平内町、青森市以西の青森県全域)10万石は、領内におよそ1万haの水田を有し、25万俵の収穫があって10万人養える土地だった訳ですね。
これに対し、浅瀬石川二期事業の用水改良面積は6900ha、排水改良面積を含めても7800haですから、10万石つまり1万haにはもちろん届きません。ただし、収穫量で考えれば事業で想定する収穫量は10a当たり619kg、つまり1反当たり約10俵ですから、地区内の水田だけで78万俵、江戸時代の弘前藩の3倍を超える収穫高が見込める計算です。浅瀬石川は大大名と言っても過言ではありません。



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