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東北農政局

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福島地域からの便り(令和2年度)


福島の「農山漁村の季節の風物詩」、「農産物直売所、農漁家民宿等の取組」、「村おこしイベント」、「農山漁村の行事、お祭り」、「郷土料理」など東北各地域の取組や様子などを紹介します。

~ 台風19号被災を乗り越えて ~  おいしい桃を届けたい! -福島県・伊達地方-  (2020年4月21日掲載)

昨年10月12日から13日にかけて、大型で猛烈な台風19号が関東地方から東北南部を縦断し、福島県内各地に記録的な大雨を降らせました。これにより、県内の農林水産業では農地や農業施設を中心に約636億円にも達する甚大な被害が発生しました。

中でも、全国第2位の収穫量を誇る桃の主産地である県北部の伊達地方では、主要河川の阿武隈川が越水し、同河川に流入している中小河川も至る所で氾濫して一部では破堤も発生しました。

川沿いの多くの園地では、桃の木が冠水し、中には水が引くまで10日前後も要した箇所もありました。水の引いた園地には一面に分厚く泥が堆積し、流れ着いたゴミや草木などが樹体に付着しており、被災前のよく手入れされた園地は見る影もありませんでした。

そうした中、農家の皆さんは付着したゴミや草木の除去や倒れたり痛んだりした桃の木の改植など、日々黙々と園地の復旧に努めています。

自らも園地が冠水したJAふくしま未来伊達地区モモ生産部会副会長の徳江忠さんは、「被災直後の園地の惨状に言葉も出ず、これからどうなるのだろうと思いましたが、多くの方々からのおいしい桃を食べたいという声援に力をもらい、また、関係機関からの支援も受けて園地の復旧を進めています。浸水の影響で桃の品質が心配ですが、同じように被災した仲間と手を取り合い多くの皆さんにおいしい桃を届けていきたい。」と力強く話されていました。

桃の木は、4月上旬には可憐なピンク色の花を付け、まるでピンクのじゅうたんを敷き詰めたような風景が地域の至る所で見られます。農家の皆さんは、これから摘果作業などの樹体管理に努め、7月から9月に収穫を迎えます。

今年の夏は台風被災を乗り越えて農家の皆さんが愛情込めて栽培したおいしい福島の桃を味わってみてはいかがでしょうか。

 

  • お問合せ先:JAふくしま未来伊達地区本部
  • 住所:福島県伊達市保原町字7丁目33-3
  • 電話:024-575-0114

(情報収集)福島県拠点    電話:024-534-4142

~ 台風19号被災を乗り越えて ~  おいしい桃を届けたい!
被災の状況1 多くの園地が冠水しました(桑折町提供)

被災の状況1
多くの園地が冠水しました
(桑折町提供)
被災の状況2 泥が堆積し桃の樹体にゴミや草木が付着した園地

被災の状況2
泥が堆積し桃の樹体に
ゴミや草木が付着した園地
災害を乗り越えておいしい桃を届けようと手入れに励んでいます

災害を乗り越えて
おいしい桃を届けようと
手入れに励んでいます

被災した園地に可憐な桃の花が咲きました

被災した園地に
可憐な桃の花が
咲きました
(写真提供:「被災の状況1」は桑折町から提供。それ以外は福島県拠点職員撮影)