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東北農政局

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岩手地域からの便り(令和2年度)


岩手の「農山漁村の季節の風物詩」、「農産物直売所、農漁家民宿等の取組」、「村おこしイベント」、「農山漁村の行事、お祭り」、「郷土料理」など東北各地域の取組や様子などを紹介します。

ブランド山菜「西わらび」ポット苗で生産拡大 -岩手県・西和賀町- (2020年5月21日掲載)

岩手県の中西部に位置する西和賀町(にしわがまち)では、昔から山菜の産地として知られています。その中でもワラビは、他の地域と比べアクやスジが少なく、柔らかくて粘りがあることから「西わらび」と呼ばれ、県内外各地で高く評価されています。

西和賀町では、平成14年に「西わらび」を町の特産品として荒廃農地等に栽培できないかと実験を開始し、「西わらび」の根茎を町内の農家に配布して普及に努めました。

平成18年からは「西わらび」の産地化に向けて本格的な取り組みを始めるとともに、(株)西和賀産業公社が「西わらび」の集荷・販売事業を担い、以降、町を代表するブランド山菜としてギフト商品のほか、ホテル・飲食店を中心に販売経路は順調に拡大していきましたが、当時は「西わらび」の根茎を山林等から掘り起こして植え替える方法で生産していたため、収穫までに時間がかかるほか、1年目の草取り作業が普及の妨げとなり、需要に応えるだけの生産量を確保することができませんでした。

この課題解決のためにたどり着いたのが、ポットを活用した栽培方法でした。ポット苗栽培は、ある程度まで育てた苗を畑に植えることができるため、草取り作業が軽減されるほか、栽培から3年目で収穫できるなどのメリットがあります。また、ポット苗は優良系統を選抜して親株とするため、品質の高い「西わらび」を効率良く生産することができます。

生産者で組織する西和賀わらび生産販売ネットワークでは、栽培技術が確立されて高齢者でも栽培に取組みやすくなったことから、平成28年からポット苗栽培に取組み、令和元年度の栽培面積(水田転作分)は約52ha(うちポット苗栽培約7ha)まで拡大しました。

そして町では、令和2年度の推進事業として、「西わらび」のブランド力強化や知名度向上による生産者の利益向上と消費者の信頼の保護を図るため、地理的表示(GI)保護制度への登録に向けた手続きを進めることとしています。

「西わらび」は、これから6月下旬頃まで収穫時期となります。西和賀町のブランド山菜「西わらび」を味わってみてはいかがでしょうか。

 

<西わらびの生産について>

  • お問合せ先:西和賀町農業振興課
  • 住所:岩手県和賀郡西和賀町沢内字太田2-8-1
  • 電話番号:0197-85-3415
  • WEBページ:http://www.town.nishiwaga.lg.jp

<西わらび商品について>

  • お問合せ先:(株)西和賀産業公社
  • 住所:岩手県和賀郡西和賀町川尻40-73-11 湯夢プラザ2F
  • 電話番号:0197-82-2211
  • WEBページ:https://www.nishiwaga.biz/

(情報収集)岩手県拠点    電話:019-624-1125


ブランド山菜「西わらび」ポット苗で生産拡大
1年目、苗をポットで一定の大きさまで栽培します

1年目、苗をポットで
一定の大きさまで
栽培します
ポットで育てた苗を畑に定植し、農業用マルチシートで雑草を軽減します

ポットで育てた苗を
畑に定植し、
農業用マルチシートで
雑草を軽減します

2年目も雑草に負けずに育っています

2年目も雑草に
負けずに育っています
3年目でようやく収穫時期を迎えます

3年目でようやく
収穫時期を迎えます

( 画像提供:西和賀町)