岩手県盛岡市
開催テーマ
「食料自給率の向上について」
開催日
平成21年12月18日(金曜日)
開催場所
盛岡合同庁舎1号館 3階会議室
出席者
情報交流モニター等5名
東北農政局次長 森 多可志
岩手農政事務所長 吉田 秀夫 ほか
話題提供
- 「食料自給率向上、地産地消や地域活性化への取組等について」 ((株)JAシンセラ 取締役常務 佐々木 廣さん)
- 「新たな食料・農業・農村基本計画について」 (岩手農政事務所 農政推進課)
主な意見
情報交流モニター(農業者)
- 昔70%あった自給率が40%まで下がった原因を考える必要があります。コッペパン中心の学校給食と食材の過度な低価格志向にあったと思います。
- 地産地消も一つの方策ですが、全ての農産物をそこに持って行くことは農業者として無理があると感じます。5年後、もしくはもう少し先、農業はすごくおもしろくなると思います。食の安心・安全を守っていくことが自給率向上につながると思います。
- 安全・安心を崩壊させなければ自給率向上にも繋がるのではないでしょうか。
情報交流モニター等(流通加工業者)
- 顔の見える商売をしたいがなかなか出来ないでいます。地域で農商工連携について勉強しているところです。
- 大企業が農産物の価格決定を誘導しており、生産者が非常に気の毒です。
- 偽装表示にもっと目を光らせて欲しいです。
情報交流モニター等(消費者)
- 成功している産直をみると、サービスという意識が高く、何か特徴・特色があると感じます。
- 農林漁業は他産業と違い市場競争で戦えといえない部門であり、特別な施策が必要な分野ではないかと感じています。
- 自国の必要な食料を自国で賄うのに、税金が使われることに自覚ある消費者として志す勉強も必要。
- 消費者の購買行動は農業を他人事というふうに考えています。競争から共生にならなければいけない時代と非常に強く感じています。農・商・工が地域でスクラムを組めるようになれば良いと思います。