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東北農政局

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震災復興室フォトレポート(平成31年度・令和元年度)

平成31年度・令和元年度

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復興イチゴ初出荷 <大熊産です!> 令和元年8月19日 (福島県大熊町)NEW

大熊町が建設した「大熊町いちご栽培施設」において、8月19日(月曜日)に開所式が執り行われました。開所式では、主催者を代表して渡辺利綱(わたなべとしつな)大熊町長が「町、農業の将来を懸けた本事業は全国有数の栽培施設であり復興のシンボルとして大いに期待したい。」と述べました。

また、来賓として出席した川合靖洋(かわいやすひろ)東北農政局長は、「震災復興が進んでいく中、先端技術を駆使した栽培施設は本格的な農業再建の牽引を担うものであり、当局は関係機関と連携して今後とも営農再開を支援していきたい。」と祝辞を述べ、テープカットが行われました。同施設は町が設立した「(株)ネクサスファームおおくま」が借り受け、4月1日より従業員8名で施設運営を開始、8月8日に初出荷を行っています。

栽培面積は約2.2haで、収穫したイチゴは全量放射性物質検査を行い、サイズ別に選果して出荷しています。今年度は10tを出荷目標に、売り上げ3,000万円を目指して取り組んでいます。

出席者は開所式後の施設内覧において、収穫されたイチゴがのったショートケーキを試食し、「業務用イチゴの酸味がケーキの甘さとマッチしておいしい。」と施設関係者に伝えていました。

現在は、夏秋どりイチゴ(業務用)を栽培し、販売会社を通じて東京から全国に出荷していますが、9月からは冬春イチゴも栽培し、12月頃から県内を中心に小売用イチゴの出荷を予定しています。初年度は年間を通じて6品種のいちごの生産を行う予定で、業務用イチゴと小売用イチゴを周年栽培する計画としています。

いちご栽培施設    開所式でのテープカット    祝辞を述べる川合東北農政局長
いちご栽培施設   開所式でのテープカット   祝辞を述べる川合東北農政局長
         
稼動した選果施設   箱詰めされた加工用いちご    施設のいちごがのったショートケーキ
選果作業の様子   箱詰めされた業務用いちご    施設のいちごがのったショートケーキ

飯舘村で東日本大震災発生後初めて乳牛の育成が始まりました 令和元年7月16日 (福島県飯舘村)

7月16日、東京電力福島第一原子力発電所の事故により、避難を余儀なくされた酪農家5名が福島市に設立した復興牧場(株)フェリスラテが、飯舘村で乳牛を子牛から成牛まで育てる育成牧場をスタートしました。当日搬入された雌子牛は月齢7~8ヶ月の22頭で、種付け後出産約2ヶ月前まで育成牧場で飼育後、福島市の(株)フェリスラテ本場に移動するとしています。

これまでは、(株)フェリスラテの本場に育成スペースがとれないことから、北海道の牧場に育成を預託してきましたが、全国的に預託を希望する酪農家が増え、預託先の牧場が受けきれなくなってきたことにあわせ、乳用牛の減少による取引価格の高騰に伴い、追加導入や更新の負担が増え、運送費等のコストも増大してきました。このような事情を背景に(株)フェリスラテでは、育成牧場の設置を検討してきました。一方、飯舘村振興公社では、震災前に肉牛「いいたて牛」の肥育・生産を一手に担っていましたが、平成23年の避難指示後、全ての肥育牛を手放し、再開の目途が立っていませんでした。
(株)フェリスラテと飯舘村振興公社双方の意向がマッチングしたことから、各方面の指導・援助を受けて飯舘村振興公社の牛舎を活用し、「フェリスラテ飯舘分場」として自家育成に取り組むことになりました。

(株)フェリスラテ 田中社長は、当面自らフェリスラテ飯舘分場に常駐しながら管理にあたり、管理マニュアルを作成して他の社員も管理できる体制を作り、効率化を図り経済的に成り立たせていくことと、ここで生産される堆肥を飯舘村の農家に供給することにより、村の営農再開に役立ちたいと話されています。

  • 社名の「フェリスラテ」は、スペイン語で幸福を意味する「フェリス」、イタリア語で牛乳を意味する「ラテ」を組み合わせた造語です。
 (株)フェリスラテ 田中社長    育成牛の搬入を待つ牛舎    搬入される育成牛
(株)フェリスラテ 田中社長   子牛の搬入を待つ牛舎   搬入される子牛
         
 牛舎に搬入された育成牛    初めて牛舎内で牧草を給餌    
子牛の搬入を終えた牛舎   初めて牛舎内で牧草を給餌     

カントリーエレベーターを中心とする水稲生産関連施設の落成式 平成31年4月16日 (福島県楢葉町)

平成31年4月16日、楢葉町が震災後の営農再開のシンボルとして、また、農業者の作業の省力化・効率化、経営の大規模化を目的に「福島県被災地域農業復興総合支援事業」を活用して建設していたカントリーエレベーター、自動ラック式農業用低温倉庫及び水稲育苗センターの水稲生産に係る関連施設の落成式が行われました。
松本楢葉町長からは、「震災前の原風景に戻すためにも、農業の再開が必要でそれにより楢葉町の復興が進められる。施設の完成により、農家の負担を軽減し効率的・省力的な農作業により、営農の拡大が飛躍的に向上させられると期待している。」との式辞が述べられました。
楢葉町の本年度の水稲作付面積は、約170haとなる見通しで昨年の約60haから3倍近く拡大し、営農再開の動きが広がっています。

         
完成したカントリーエレベーター及び
自動ラック式農業用低温倉庫
  関係者によるテープカット   式典で祝辞を述べる楢葉町長


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